農業を効率化するスマート農業の普及に向け、7月5日に、気仙沼市本吉町の株式会社小峯興業のほ場を会場に、農業用ドローンの作業実演会を開催し、生産者や関係機関23名が参加しました。
宮城県の「アグリテックアドバイザー派遣事業」を活用し、株式会社ケーエス、スカイ営業部の菅原課長をアドバイザーとして招き、令和5年4月に運用が開始されたRTK-GNSS基地局を活用したドローンの自動飛行について説明を受けるとともに、肥料といもち病対象の水田施用剤の散布作業を行いました。
RTK-GNSSは従来のGNSSより高精度で、数㎝程度の誤差で高精度な作業が可能です。散布実演が行われると、参加者からは、驚きの声が上がるとともに、熱心に作業を見学されていました。
自動飛行の場合も、安全確認のためのナビゲーターが必要なこと、散布する資材に応じ、機械の事前設定が必要なことなど、注意点はありますが、高精度な作業や効率化に向けて有効な技術です。
RTK-GNSS基地局の利用は始まったばかりですが、スマート農業の普及に向け、今後も随時研修会、実演会を開催してまいりますので、御興味のある方はぜひ御参加ください。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606