平成27年11月11日(水)に蔵王町円田地区の水田ほ場において「蔵王山噴火を想定した農業技術対策策定のための部内WG(ワーキンググループ)土壌調査研修会」を開催しました。
この部内WG(ワーキンググループ)は,本県の蔵王山において,平成27年4月13日に噴火警報(火口周辺)(※平成27年6月16日噴火警報解除)が発表されたことから,大河原地方振興事務所農業振興部内に蔵王山を想定した農業技術対策を策定するために平成27年4月27日に設置しました。
これまで,部内WG(ワーキンググループ)の活動としては,火山噴火を想定した降灰対策に関する技術資料の作成(平成27年8月),平成27年9月に鹿児島県の農業専門普及指導員を講師に招き降灰対策に関する研修会を開催するなど火山噴火による降灰対策技術に関する知識・技術習得を行ってきました。
今回の土壌調査研修会は,降灰した場合の土壌への影響を確認するために現状のほ場の土壌状況を把握する目的で実施したものです。また,普及指導員の土壌調査に関する能力の向上も併せて行いました。
研修会当日は普及指導員12名が参加,土壌調査方法について説明後,水田ほ場での土壌断面調査及び検土杖による土層の調査を行いました。
参加者の中には,ほ場における土壌調査を初めて経験する普及指導員もおり,真剣に取り組む姿が印象的でした。
今後,数カ所のほ場の土壌調査を行い現時点の土壌状況を把握する予定です。
調査方法の説明
断面調査の様子
検土杖による土層調査
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138