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南三陸町の(株)南三陸Pine Proが栽培する枝もの用クロマツ(若松)の初の収穫作業が10月26日から開始され,お正月用の出荷に向けて日々調製作業が行われています。収穫を迎えるにあたり事前に市場担当者や県関係機関と出荷規格検討会を開催し,市場等のニーズに合わせた出荷規格を設定し作業を進めてきました。
収穫されたクロマツは調製場で約20種類の規格に選別された後,水揚げ・保管され,主に大阪鶴見花き地方卸売市場で12月6日開催の「松市」に向けて出荷される予定です。
また,去る11月10日には一足早く第一弾が初出荷となりました。台湾のお正月「春節」需要を狙ったもので,海を越えて台湾市場へ輸出され,県産若松が海外でも使用されます。
収穫された若松の品質については市場担当者からもお墨付きをいただき,生産者も手応えを感じながら順調に作業を進めています。慣れない作業ながらも調製場は活気に溢れ,南三陸地域の新たな園芸品目として盛り上がりを見せています。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606