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登米市は,およそ25ha*でりんごが栽培されている県内有数のりんご産地ですが,4月の開花時期前後に低温に見舞われたことによる凍霜害が発生しました。
5月から6月の時点で,主に着果不良の発生が報告されていましたが,令和3年7月14日に登米市・JAみやぎ登米・登米農業改良普及センターの3者で改めて生産者の方々を巡回し,凍霜害の実態を調査しました。
その結果,管内各地で“さび果”や“変形果”が多く,平年並みの着果量が確保できないなど,深刻な被害を受けている実態が明らかになってきました。
また,登米市中田町のりんご生産者で組織する「上沼観光りんご生産組合」は,例年,りんごの木のオーナーを募集して収穫体験等を行っていますが,今年は十分な収量が見込めないためオーナーの募集を停止するなど,影響が出ています。
りんご栽培歴50年のベテラン生産者が「ここまでの被害は記憶にない」というほどの凍霜害が発生したことから,登米市では,この日の聞き取り内容を元に被害額の取りまとめなどを行う予定です。
普及センターでは,引き続き被害の実態を把握するとともに,来年に向けた支援をしてまいります。
*(2020農林業センサス,販売目的の栽培面積)
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522