宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和元年度東日本台風の被害を乗り越えて

2020年10月16日 13時05分03秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 丸森町の稲作農家,大内喜博さんは,令和元年東日本台風(令和元年10月12日)で甚大な被害を受けましたが,今年は,昨年並みの約50haまで作付けを回復し,喜びの収穫を迎えています。
 大内さんは被災直後から,自宅の片付け,浸冠水した保管米や農業機械・施設の処分,水田に流入した稲わらの処理などの膨大な作業に取り組んできました。その状況を地域や仲間の応援によって乗り越え,令和2年の米づくりに向けて機械の再整備等を進めてきました。
 今年の春作業も多忙を極めました。種まきや田植えなど通常の春作業に加えて,台風で浸水した水田の通水確認や泥で汚れた苗箱の洗浄などに時間をとられ,田植えが終了したのは6月中旬でした。
 このような努力を支えたのが,地域の方々からの励ましや期待です。収穫作業で忙しいこの秋においても,小学校の学習田への先生役として子供たちに農業の楽しさを伝える活動を再開し,これからの米づくりでは規模の拡大よりも一つ一つの田んぼを大事にしていきたい,とお話しされています
 この一年,生産基盤の復旧,営農再開という並々ならぬ努力をされた大内喜博さん。父親の喜一郎さんは,息子さんの活躍に120点をつけたいとお話しされていました。喜博さんにとって,今年の収穫は特別に嬉しい収穫となったようです。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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お花を庁舎に飾って消費拡大をPR(第2報)

2020年10月15日 17時05分15秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 花き業界は,新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,イベントの中止や花き販売店の営業自粛,販売減など,大きな影響が出ました。宮城県では,宮城県花と緑普及促進協議会が実施主体となって国の補助金「公共施設等における花きの活用拡大支援事業」を活用して,公共施設に県産花きを展示する取組みを行っています。
 大河原農業改良普及センターでは,10月6日から4週連続で玄関ロビーに花きの展示を行います。第2回の10月13日~16日は「トルコギキョウ」11品種を展示しています。管内の柴田町や角田市の「トルコギキョウ」も使われています。花の形や色が様々で,ボリュームがあり来庁者からも好評です。また,家庭でも気軽に花を飾っていただく参考として簡単なアレンジも展示しています。
 今回の展示を是非ご覧になっていただき,県内に様々な花があることを知っていただき,皆さまの御家庭でもいろんなお花を飾って癒やしの空間を作ってみませんか。

<連絡先>

  宮城県大河原農業改良普及センター 先進技術第二班

  電話:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

 

 


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地域の高校生に、地元普及センターのお仕事紹介をしました。

2020年10月14日 16時42分30秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 令和2年9月30日,石巻市立桜坂高等学校の2年生の生徒5名が県石巻合同庁舎を訪れ,宮城県東部地方振興事務所の職員と交流しながら県の仕事について学びました。

 この取組は,桜坂高校の生徒が地域の事業所を訪問して産業について知るほか,社員などと交流して仕事のやりがい,楽しさ,厳しさ,課題解決力の必要性を学ぶため,「さくらプロジェクト」の名称で開催されています。

 東部地方振興事務所も毎年所内各部の職員がさくらプロジェクトの訪問に対応しており,今回,普及センターの職員も農業振興部の一員として参加しました。

 はじめに各部から業務紹介を行い,普及センターからは,石巻地域の農業の特徴や担い手の確保,来年から始まる「第3期みやぎ食と農の県民条例基本計画」に反映されたSDGsの考え方について説明しました。

 その後,「学生のうちにやっておいた方がいいこと」「大切にしている価値観」など生徒の質問に対して,職員1人ひとりから「スマホの時代だけどパソコンも使えるようになっておいてください」「生産者が主役で私たちは裏方」など,メッセージを送りました。生徒達は真剣なまなざしで職員を見たりメモを取ったりと,実りある交流となりました。

 

 普及センターでは,地域の将来を担う世代に農業のことを知っていただく活動を,これからも行ってまいります。

 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999 


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JAみやぎ登米米山支部タマネギ部会栽培講習会の開催

2020年10月14日 14時18分19秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和2年10月13日,JAみやぎ登米米山支部タマネギ部会は栽培講習会を開催し,部会員等15人が出席しました。
 部会では,加工業務用タマネギの栽培を行っており,来年6月の収穫に向け,10月下旬から定植が始まります。講習会では,普及センターから,定植時の注意点や定植後の病害虫や雑草の防除,追肥の方法などを説明しました。福田部会長の育苗ハウスでは,定植前の苗の葉色や揃いを確認し,部会員はタマネギ移植機の利用や収量品質の向上に向け,生産意欲を高めていました。   

   

【タマネギ苗のセル成形育苗】

 

<連絡先>

宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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農業大学校の先進農業体験学習終了式が開催されました

2020年10月14日 10時55分39秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 宮城県農業大学校の先進農業体験学習の終了式が,令和2年10月9日(金),亘理農業改良普及センターの会議室で開催されました。
 この先進農業体験学習は,農業大学校の1年生のカリキュラムで,今年は水田経営学部,園芸学部,アグリビジネス学部の合計6人の学生が,管内5つの農場で研修に励みました。例年であれば33日間の研修ですが,新型コロナウイルスの影響により9月18日から10月9日までの22日間と,短縮しての開催となりました。
 参加した学生からは「様々な知識を身につける良い機会となった」「学んだことをこれから活かしていきたい」と意欲的な声が,受入れ農家側からは,「地道な作業に熱心に取り組む姿が見られた」「わからないことがあったらいつでも聞きに来て」と温かな声が聞かれました。
 
 普及センターでは今後も,地域の担い手の確保・育成に努めていきます。
 宮城県農業大学校について詳しくは下記URL(アドレス)をご覧ください。

 宮城県農業大学校ホームページ:https://www.pref.miyagi.jp/site/noudai/

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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先進農業体験学習が無事終わりました

2020年10月14日 09時31分22秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

   9月18日から始まった宮城県農業大学校の22日間の先進農業体験学習が無事終了しました。この体験学習は,技術の向上のみならず,学生が人や地域とのつながりを作ることを目的とし,先進農業者のもとで実施しています。今年度,栗原管内では3名の学生を受け入れました。新型コロナウイルス感染症の影響に伴い,例年実施している33日間に比べて,11日間短くなりましたが,10月9日に開催した終了式では期待したとおり一回り成長した姿を見ることができました。今回,初めて学生を受け入れていただいた農業法人には農業大学校校長から感謝状が贈られました。他の2つの農業法人についても,先進農業体験学習の意義を理解し,複数回受け入れていただいています。
 普及センタ-はこれからも研修教育機関と連携して,農業を目指す志のある若者を支援していきます。  

連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班      
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144      


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丸森ころ柿くらぶの先進地視察研修が開催されました

2020年10月12日 09時12分38秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 丸森ころ柿くらぶは,宮城県の令和2年度園芸産地戦略加速化プロジェクト事業を活用し,干し柿のブランド化に取組んでいます。

 令和2年10月5日(月)には,栽培管理や加工方法を改善し,ブランド柿の生産を拡大するため,福島県国見町の柿農家を視察しました。

 園主から病害虫防除,摘果,施肥,せん定,除草など栽培の要点や収穫時期,皮むき,硫黄くん蒸など干し柿加工に至るまで説明いただき,熱心な意見交換が行われました。

 今回の視察研修では,これまでの栽培管理や加工を見直す良い機会となり,干し柿のブランド化を進める上で,大いに参考になった研修となりました。今後は,現地検討会,ブランド化研修会の開催に加え,仙台市での販売促進活動などを行う予定です。2月には「丸森ころ柿」としてブランド化を目指す干し柿が発売されますので,是非御賞味ください。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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「にこにこベリー」栽培研修会が開催されました!

2020年10月08日 15時30分43秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 亘理農業改良普及センターでは,県育成いちご新品種「にこにこベリー」の収量向上と安定生産と作付面積の拡大に向けてプロジェクト活動に取り組んでいます。

 令和2年10月6日に,JAみやぎ亘理のいちご選果場にて,令和2年度「にこにこベリー」栽培研修会が開催され,亘理町・山元町のいちご生産者16名が参加しました。

 普及センターからは,育苗期から今までの気象経過と定植後の状況について情報提供を行いました。また,農業・園芸総合研究所の研究員から,「にこにこベリーの栽培管理について」と「いちごのハダニ対策について」の講演を行いました。生産者は熱心に講演を聞いて,今作の栽培に活かそうとしている様子でした。 

 亘理普及センターでは、今後も新品種「にこにこベリー」を含めた、いちごの安定生産を支援していきます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 


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お花を庁舎に飾って消費拡大をPR

2020年10月08日 15時30分43秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 花き業界は,新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,イベントの中止や花き販売店の営業自粛,販売減など,大きな影響が出ました。宮城県では,宮城県花と緑普及促進協議会が実施主体となって国の補助金「公共施設等における花きの活用拡大支援事業」を活用して,公共施設に県産花きを展示する取組みを行っています。
 大河原農業改良普及センターでは,10月6日から4週連続で玄関ロビーに花きの展示を行います。初回の10月6日~9日は「ガーベラ(石巻産)」8品種を展示,13日以降はトルコギキョウなど毎週花の種類を変更して展示していく予定です。また,家庭でも気軽に花を飾っていただき,消費拡大につながるように,簡単なアレンジも展示しています。
 今回の展示を是非ご覧になっていただき,県内に様々な花があることを知っていただき,皆さまのご家庭でもいろんなお花を飾って癒やしの空間を作ってみませんか。

<連絡先>

  宮城県大河原農業改良普及センター 先進技術第二班

  電話:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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水稲種子生産物審査を行っています。

2020年10月08日 13時23分06秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 大崎普及センター管内には4つの水稲種子生産組織があり,県内で必要な水稲種子の約6割を生産しています。各採種組織では,9月下旬から採種ほ場の収穫作業及び調製作業が順調に行われています。
  普及センターでは,収穫や調製の状況について巡回指導するとともに,製品の種籾に対し厳密な生産物審査を行います。異品種種子等の混入有無の調査や発芽試験を行い,基準を満たしたものが「合格」と判定され,翌年の種子として流通します。10月は生産物審査のピークを迎えており,発芽試験のシャーレが恒温器いっぱいに並べられています。
 高品質種子が安定して水稲生産者に届けられるよう,普及センターでは引き続き水稲種子生産者への支援と審査業務を行ってまいります。
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター   先進技術班 
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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