宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

女性グループで「手洗い研修会」を開催しました。

2020年10月22日 17時54分35秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 美里農業改良普及センター管内にある小牛田地域精進料理の会は,毎月1回,地域に受け継がれてきた精進料理の伝承として,調理実習を中心に活動を行っています。今年度は新型コロナウイルスの影響でこれまで活動を休止していましたが,10月より感染予防を行いながら再開しました。
 10月20日に行われた第1回目の定例会では,正しい手洗い方法を学ぶための「手洗い研修会」を行いました。普及センター職員から,「手洗いによる食中毒の防止について」講義を行った後に,手洗いの実習を行いました。
 実習は,北部保健福祉事務所からお借りした「手洗いチェッカー」を使用しました。手洗い前に汚れに見立てた専用ローションをまんべんなく付けた後,いつもの方法で手洗いを行いました。手を特殊ライトを使用した手洗いチェッカーの下にかざすと,爪や手のしわのところが青く光り,洗い残りがあることが分かりました。
 会員からは「丁寧に洗っているつもりでも洗い残しがあることが分かった。」「人によって洗いにくい場所がある事を知った。」などと感想が出され,より一層,衛生管理に気をつけて調理をすることを申し合わせました。

 

 

 

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  地域農業班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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新米「だて正夢」の学校給食提供

2020年10月22日 15時27分31秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 10月19日(月)に登米市農業振興協議会主催により米山東小学校において,総合学習と新米「だて正夢」の学校給食を味わう会が開催されました。
 5年生(32人)の総合学習では,JAみやぎ登米の武山米穀課長が「登米市で作られるお米」と題して授業を行い,地名や歴史,生き物調査,環境保全米,品種などを学びました。
 学校給食では,もちもちした食感と甘みの強い新品種「だて正夢」の新米が振る舞われ,熊谷登米市長や佐野JAみやぎ登米組合長が児童と一緒に味わいました。児童からは「初めて食べたけど,もちもちして甘くて美味しい」との感想で大変好評でした。
 今回のイベントは,市内の幼稚園や小中学校(41校)の園児・児童生徒・教職員(6,800食)に,農業や農産物への理解を深めてもらおうと,市や農協,県等が組織する登米市農業振興協議会が企画し,「だて正夢」の新米約770kgを5つの給食センターに無償提供して11月上旬まで5回に分けて行われます。
 市内の「だて正夢」は農業者104人が127ha作付けしており,普及センターでは「ひとめぼれ」「ササニシキ」に続く宮城米のブランド品種に育てるため,栽培技術や販売PRなど支援してまいります。

<連絡先>

宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522 


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JAみやぎ登米米山イチゴ部会現地検討会・農薬講習会の開催

2020年10月21日 15時36分15秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和2年10月20日,JAみやぎ登米米山イチゴ部会現地検討会・農薬講習会が開催され,部会員等14人が出席しました。
 ほ場巡回では,「もういっこ」と「にこにこベリー」の夜冷短日処理を行った株の出蕾・開花が始まっており,年内の収穫に向けて順調に生育していました。講習会では,講師の宮城県農業・園芸総合研究所から,第一次腋果房分化後の管理や病害虫防除の注意点について,普及センターから,ハウス内の温度むら対策について説明しました。また,メーカーから,新たな農薬や天敵等の適切な使用方法について紹介がありました。部会員は,令和3年産の安全・安心ないちご生産に向け,生産意欲を高めている様子でした。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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スナックえんどう栽培講習会が開催されました

2020年10月21日 10時48分37秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  
 令和2年10月16日(金),JA新みやぎ栗っこ瀬峰支店でスナックえんどう栽培講習会が開催され,生産者15名,種苗会社,普及センターの担当者が参加しました。
 種苗会社からは秋まき栽培のポイントとして,株元まで光が十分に入る,風通しの良い環境作りが重要であり,整枝の方法やかん水のタイミングに注意するよう説明がありました。普及センターからは,スナックえんどうに発生する病害虫の特徴と防除のポイントとともに,薬剤抵抗性発達を防ぐためにRACコード(薬剤に含まれる有効成分の作用機構ごとに分類されたコード番号)を活用した農薬のローテーション散布について説明しました。
 参加者からは,農薬を選択する際にRACコードを確認するよう気をつけたいとの声もあり,農薬使用に対する意識を高めることができました。
 普及センターでは,今後ともスナックえんどうの安定生産に向け支援を行っていきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144


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亘理地域「仙台いちご」の出荷が始まりました

2020年10月20日 17時53分52秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 秋本番を迎え今年も10月19日,JAみやぎ亘理の「仙台いちご」が初出荷されました。

 出荷した生産者は,山元町の菊地さん,品種は「とちおとめ」でした。当日は初荷を祝うJAみやぎ亘理組合長,部会長,全農みやぎの担当する職員等の関係者10名ほどが集まって,赤く色づいたいちごがお披露目されたあと,仙台市場に向けて出荷されました。生産者は「今年は夏が暑く,毎日のかん水や受粉の管理が難しかった。」とこれまでの苦労を思い振り返っていました。また,コロナ禍の中で,いちごの管理に集中したことで,美味しいいちごになりました。

 初出荷されたいちごは24パック,今後の期待を込めて最も高い規格で1パック10,000円の高値で取引されました。これから11月にかけて「にこにこベリー」,「もういっこ」も順次出荷される予定です。

 普及センターではJA、関係機関と協力し,販売額30憶円に向けて,技術支援をしていきます。

 


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小瀬菜大根利用拡大セミナーを開催しました

2020年10月20日 15時08分21秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 令和2年10月14日(水)に加美町のやくらいウォーターパークにおいて,加美町,JA加美よつば,北部地方振興事務所の共催で小瀬菜大根利用拡大セミナーを開催しました。
 小瀬菜大根は全国で唯一,葉だけを食べる大根で,加美町小瀬地区で古くから生産されてきた伝統野菜です。
 セミナーでは,「小瀬菜大根の利用拡大に向けた新たな調理・加工法」をテーマに,フードコーディネーターのカワシマヨウコ先生を講師に招き,地域の飲食店,農産加工者,農産物直売所,農業高校,青果店,関係機関から約40人が参加しました。
 カワシマ先生からは,小瀬菜大根の新たな調理法,従来の収穫期より若い小瀬菜大根の調理法に加えて,これまで未利用であった根の調理法について提案いただきながら,これらを試食しました。また,小瀬菜大根の特徴や地域での活用等についてもお話しいただきました。
 参加者からは,「これまで漬物としての利用がほとんどで火を通した料理は新鮮」,「今日のセミナーを参考に新メニューを考案してみたい」といった声が聞かれ,セミナー後,参加者に小瀬菜大根を1株ずつ提供しました。当セミナーの開催を契機に,今後,地域において新たなメニューの考案と活用が期待されます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター     先進技術班
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910


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ブロッコリー産地の再生と復興

2020年10月20日 08時45分32秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

宮城県仙南地域の角田市,丸森町を中心として露地での高収益作物の1つとしてブロッコリーの生産が盛んです。
 しかしながら,令和元年東日本台風が襲来した際には,収穫を目前にしたブロッコリーが浸冠水するなど壊滅的な被害を受けました。
 普及センターではブロッコリー産地の再生に向けて,地元農協や生産者部会と連携して栽培講習会や現地検討会等を開催したほか,土壌分析に基づく土づくり指導を重ねた,概ね昨年並みの面積でブロッコリー栽培が再開されるに至りました。
 10月中旬には秋作ブロッコリーの収穫は最盛期を迎え,量販店や直売所向けに11月中下旬まで出荷が続く見込みです。生産者の皆さんは,昨年の被害を克服して産地の再生をアピールしたいとの思いで連日の農作業に励んでいます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

   


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「食味日本一」のササニシキ復活に向けて「畦かえる新米試食会」開催

2020年10月19日 16時01分45秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

写真 やはり「ササニシキ」はうまい

 白石市では平成元年に食味日本一となった「白石市産ササニシキ」の復活を目指して,平成28年度から「食味日本一の『しろいし米』復活プロジェクト」(以下「ササプロ」)(代表 村上 贇氏)に取り組んでいます。
地域で稲刈り作業のピークを迎えた9月30日(水)に白石市小原温泉「ホテルいづみや」を会場に「令和2年宮城白石産ササニシキ畦かえる新米試食会」が開催されました。
今年の水稲生育は,7月の低温・日照不足や8月の登熟期間の高温等,栽培する上で厳しい気象条件もありましたが,ササプロメンバーのきめ細かな栽培管理により高品質の「ササニシキ」が収穫されています。
 試食会には市内の飲食店,旅館や取引先,関係者,一般招待者等約25名が参加し,炊きたての「ササニシキ」が振る舞われました。参加者からは「風味が豊かで,大変おいしい」「おかわり」との声が多数聞かれました。
 会場では,本年度のササプロメンバーによる生育調査などの活動を映像で紹介するとともに,「ササニシキ」を利用したおにぎり,甘酒,日本酒や和菓子などの加工品づくりを通じた「ササニシキ」のファンづくりについても発表されました。
 「畦かえるササニシキ」の新米については白石市の「おもしろいし市場」で販売されているほか,ササプロのホームページ(https://aze-kaeru.com/reservation/)からも注文できます。
 おいしい「ササニシキ」を是非御賞味ください。

 〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

写真 ササプロメンバーによる活動発表


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登米地域での農業大学校先進農業体験学習が終了

2020年10月16日 17時13分36秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

令和2年9月18日から10月9日までの22日間,宮城県農業大学校の先進農業体験学習が実施されました。

登米地域では,地元出身者3名を含む農大一年生5名が,先進的な農業経営を営む農業士や農業法人のもとで研修しました。

 研修実施前は,不安な表情の学生も,研修半ばには明るい表情にかわりました。10月9日の先進農業体験学習終了式では,自信に満ちた表情がうかがえました。

 (有)N.O.Aと(株)たいらへの感謝状贈呈の後,学生からそれぞれの研修内容とお礼の言葉を述べ,受入農家の感想をいただきました。受入農家の方々からは,「完璧だ,是非ウチに就職して欲しい」「きれいな仕事をする子,将来が楽しみな子」「将来目標があると取組姿勢が違う」などと,どの学生も高い評価をいただきました。

 今年の学生は就農の希望が多く,この体験学習の経験を活かし将来の目標に向かって勉学に励んでほしいと願います。

 

 

<連絡先>

宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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宮城県産花きの展示及び管内花きの応援販売を実施しました

2020年10月16日 13時56分07秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 新型コロナウィルス感染症拡大の影響により,イベントや冠婚葬祭における花の消費が減り,産地をはじめとした花き業界全体が大きな影響を受けています。そこで宮城県花と緑普及促進協議会では,農林水産省の「公共施設等における花きの活用拡大支援事業」を活用し,各地域で花の展示を行い,県産花きの魅力を発信する取組を行っています。
宮城県仙台合同庁舎でも1階ホールにおいて,10月6日から30日までの期間に週替わりで4回,宿根カスミソウ等の県産花きを展示しました。宿根カスミソウは大衡村が県内一の産地であり,普及センターでは,ホームページのお知らせ欄で展示の告知を行うととともに10月19日に庁内職員向けの応援販売会を行いました。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296


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