ビジネスコンピテンシー研究所の稲垣です。
今、研究している「仕事とは」の定義についてのお話です。
一般的に「仕事とは生活をするため」と考えることができます。生活をするためにはお金が必要ですから「仕事とはお金を稼ぐため」ということもできるでしょう。しかし、私たちのような学校の先生はどうでしょうか?
私たちのような学校の先生にとっての仕事とは「学生に物事を教え、その喜びを分かち合うため」であって、決して「お金を稼ぐため」ではありません。もし、「仕事とはお金を稼ぐため」でないならば「仕事とは」いったい何と定義したらよいでしょうか?
実は、仕事とは「相手のニーズを満たすこと(顧客満足度の達成)」であって、お金をもらうのは「相手が満足した結果(顧客満足度の対価)」です。これを裏付けるように、市役所の職員の仕事は「市民のニーズを満たすため」であって、市役所として「お金儲けをすること」ではありませんよね!
すなわち、仕事とは「相手となる顧客ニーズを満たすこと」と定義すると良いでしょう。したがって、学校の先生は「学生が求めるニーズ、例えば高いレベルの資格が欲しいとか、条件の良い就職がしたいとかのに応えること」が仕事なのです。
このブログを読まれている入学予定のみなさん、ぜひ、こんな資格に合格したいとか、こんな就職がしたいとかの希望(ニーズ)を胸に描いて入学してください。本校の先生は「入学予定の皆さんの希望に応えること」が仕事なのです。