船橋情報ビジネス専門学校

身近で起きた出来事を更新していきます!!

雑草のように強く

2017-07-03 09:25:42 | Weblog
就職指導室の徳永です。
 
昨日は梅雨の中休みでした。
ここぞとばかりに草刈りをあちこちでしていました。
この時期、水分を吸ってすくすくと雑草は育ちます。
雑草のように強くといいますが、畑仕事をする農家の方にとって強い雑草は大敵です。
畑で猛威を奮うのはスギナです。
このスギナに負けたことが農業引退のきっかけになる人も少なくありません。
スギナというと「つくし誰の子スギナの子」というわらべ歌が聞こえてきます。
つくしはスギナの子ということは、つくしが大人になったらスギナになるものだと思っていました。
つくしが緑のスギナに変わるのなら、その瞬間を見てみたいと春になるたび思っていました。
そうではないと気付いたのは、つい最近のことです。
つくしはスギナの子供ではなかったのです。
 
このスギナですが、三億年前は地球を制覇していました。
その高さは数十メートルに及び、森林を形成していたそうです。
しかし、大きくなり過ぎて、恐竜と同じ絶滅の運命をたどりました。
寒さや暑さ厳しい環境に耐え切れなかったのです。
スギナの巨木は数億年で石炭となり、産業革命の原動力となりました。。
石炭が日本でも採れたことからも、このスギナがどれだけ繁栄していたかが分かります。
一方、絶滅を免れた小さな種は地下茎を伸ばし地上には十センチ程度の緑の茎を出しています。

雑草に詳しい学者の話によると実は雑草は強くないそうです。
スギナは絶滅という試練を乗り越えたからこそ強くなったのです。
人も試練を乗り越えて強くなります。
 
就職活動も試練なら、その試練を乗り越えて、強くなってもらいたいと思います。
最後にスギナの話をもうひとつ。
 
原爆で焼け野が原になった広島の街、50年間はぺんぺん草も生えぬと言われたそうです。
そこに青々とした緑が生え、消沈した人々の心を大きく励ましたと聞きます。
それはナズナならぬスギナだったそうです。

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