ビジネスコンピテンシー研究所(3号館)の稲垣です。
間もなく年度末の3月ですね。専門学校内部では、卒業生の送り出しと新年度に向けた準備活動が中心になるのですが、社会人事業は少しだけ異なります。
それは、企業における社内勉強会に対応することや、社会人自らがスキルアップのために受講される研修の講師をすることです。
3月業務の棚卸しで確認したことは、いつも行っている資格取得の研修講師以外に、企業における社内勉強会として次のモノが予定されています。これらはずべてことなる企業なのです。
「1.次年度に向けた自己スキルアップ計画立案勉強会」
「2.社内情報セキュリティ勉強会」
「3.システム開発コスト計算勉強会」
まず「1.次年度に向けた自己スキルアップ計画立案勉強会」は、次年度の自分の業務計画に中にどの様なスキルアップを計画立案し、実行するかを策定する勉強会です。もちろん業務最優先なのですが、その中で自己のスキルアップができない人財は評価しないという企業です。逆に、業務の結果を出し、その中でスキルアップできた人は高い評価を得て昇給しています。今回の勉強会では、ITを利活用したビジネスモデルの作成演習を行い、知識の幅を広げていきます。経営環境がますます厳しくなる社会において、会社が社員の将来のためにスキルアップを支援するということは、素晴らしい制度と思います。
次の「2.社内情報セキュリティ勉強会」は、そこそこ大きな組織の部課長を対象とし、内部の情報セキュリティ対策として定めた「セキュリティポリシー」を徹底するための勉強会です。全員を対象とした一斉のセキュリティ勉強会を実施することができないために、勉強会では、部課長が「セキュリティポリシー」を学習し、課員に遵守徹底させることの重要性を学習します。もし、課員がセキュリティ事故を起こしてしまった時、部課長が課員に対して「セキュリティポリシーの徹底」をしたときとしていないときの責任度合いが異なることも理解します。組織全体で情報セキュリティを確保する素晴らしい組織です。
最後の「3.システム開発コスト計算勉強会」は、システム運用担当者として業務派遣されている社員に対して、知識向上とスキルアップのために行われる勉強会です。今までは派遣社員は派遣業務についてのみ担当し、なかなかキャリア形成する機会が得られませんでしたが、改正派遣法に基づき、1年間に8時間以上の研修の受講機会を企業が確保します。今回、依頼受けた企業は、改正派遣法に素早く対応し、社員のスキルアップを支援する良い企業です。IT運用管理を専門とするサービスエンジニアの方々が対象となるので、ITが構築されるまでのコストの計算方法などを学習し、運用管理しているシステムの価値を理解します。
このブログを読まれている専門学校の皆さん、就職するならば、このような社員の知識向上やスキルアップを支援する企業に就社したいですね!