情報ネットワーク科の朝賀です。
私は情報ネットワーク科2年生の授業「Linuxサーバー構築」を担当しています。
今回は授業の内容を少しご紹介したいと思います。
Linux(リナックス)は、Windowsやmac OSなどと同じようにパソコンを制御するソフトウェアのひとつでこれは長い話になりそうだもう続きは学校で⇒
さて、Linuxにはいくつか種類があります。
授業ではCentOS(セント・オーエスまたはセントス)やUbuntu(ウブントゥ)という名称のLinuxを主に利用しています。
詳しい学生たちはArch Linux(アーチ・リナックス)やFedora(フェドーラ)という名称のものを使っていたりします。
私から、Gentoo Linux(ジェンツー・リナックス)やSlackware(スラックウェア)、CoreOS(コア・オーエス)、openSUSE(オープン・スーゼ)と、様々なLinuxを熱くご提案することもあります。 しかし、私が好きなのはFreeBSDですし、今年はそれを使ってみたという学生は1人いるかいないかなので、もっと使って欲しいですよね。あ、猫好きの方には、MidnightBSDなんていかがでしょう。三日月に乗った猫のシルエットがいい感じのBSDです。BSDはLinuxじゃないですけれどね。 話がそれました。
さて、授業でこのLinuxをどのように学習するのかというと、「LinuQuest(リナックエスト)」と名付けた不思議な世界観のストーリーとクエスト(課題)を用意し、ゲーム感覚で自ら学んでいただくというスタイルで進めています。
私がLinuxの授業を初めて持つことになった時、操作に必要なコマンド(命令)の説明をして、同じように入力してもらって結果を確認するという流れでは、なかなか興味を持ってもらえないと感じていました。
そんな矢先に謎解きゲームを体験する機会があり、そこからヒントを得てゲーム風になるように仕上げていきました。
前期の授業では、私が用意したサーバーに接続して、その中に用意されたクエストを解く形でコマンド操作を中心に学びます。 自分でコマンドを調べて答えを導き出すと、答えが合っていれば次のクエストが出てくるという仕組みになっているので、自分のペースで進められるようになっています。 もちろん、先生や友達に聞いても良く、協力して進めることもできます。 ただ、先生から直接答えが出てくることはほとんどありません。ヒントがもらえます。
ちなみに、前期授業のLinuQuestのイメージ図はこんな感じです。
何かに使おうと思って撮ったスクリーンショットを発掘したのですが、何に使おうと思っていたのかが思い出せないので、こちらで使わせていただきました。
画面は開発中のものです。
後期の授業では仮想化技術を用い、管理者としてサーバーを準備し管理するという内容を、やはり前期のように不思議なストーリーとクエストを用意して進めています。 前期と異なる点は、要所要所でサーバープログラムについての解説をいれるという点ですが、基本的には自分で調べてサーバープログラムの設定を整えるという内容になっています。
まだまだ全体的に改善すべき点の多い授業内容なのですが、Linuxのコマンド操作で困る学生が減ったと感じられるようになったことと、Mr.Asakaの言動とクエストのひねくれ度にイライラしながらも楽しんでもらえている声がいただけているので、もっと楽しく実用的な形にできるよう精進しようと毎年心に誓っています。
そして、明日9/21(土)はオープンキャンパスです。
もし、明日のオープンキャンパスに参加する予定で、もっと話を聞いてみたいという方がいらしゃいましたら、学校のどこかにいる朝賀を探してください。
お待ちしております。