67歳で信州Uターンして1ヶ月半後、所々つまみ食いした松本平の走りやすいルートを探すサイクリング。今日は少し長い距離を走ろうかと西山の山麓線を繋げて走ってみた。
奈良井川を渡って、岩垂原に登ると、キャベツ畑の向こうに穂高の山々が神々しく聳えている。
でもピントが前過ぎたので、背景をレタスに換えて見たが、同じようなもんか? やはり、まだ空気中に湿気が多い。
梓川が近づいてくると、霞んではいるが、今度は鹿島槍、白馬岳など後立山の山々が遠く見えてきた。
梓川扇状地では、北アルプスの山々を眺めながら等高線に沿った、平坦で一直線の農道を走ることができる。ガーミンの画面には扇状地の等高線と一直線の道。
山麓線の上り下りをいくつかこなし、いわさきちひろ美術館へ。爺ヶ岳と鹿島槍がはっきりと見える所まで来た。
大町に向けて、緩やかな、しかし確実に体力を奪っていく、登り。あの霞んでいる辺りから来たんだ。
高瀬川を超えれば、もう大町だ。
雪が無いスッピンなので、魅力に欠けるが、鹿島槍の鋭い双峰。
ようやっと着きました。木崎湖の湖畔。
西岸道路が通行止めなので、東岸経由で中綱湖へ。
そして仁科三湖の最後、青木湖へ。
今日見たかったのは、昭和電工青木発電所。退社3年前に、他社製の水車、発電機をリプレイスするのは無理だと思われていたのを、私も少し貢献する形で受注した水車と発電機が納められている小さな、とは言え〇億円の水力発電所。順調に回ってる音が聞こえると、やはり嬉しい。
湖畔では最近では珍しい、稲束をハゼに掛けて乾燥させているオジサン。天然乾燥のお米はおいしいので、ひょっとして農家の自家用か?
青木湖の西岸をたどると、そこは昔の塩の道。糸魚川から塩尻へ、塩を運んだ道の一部だ。
青木湖の湖畔を一周して、対岸からもう一度青木発電所を眺めて、今日の目的は完了。
大町に帰ってきて、ご当地B級グルメのソースカツ丼を。えっ、ソースカツ丼て伊那谷では? イエイエ、歴史的には大町の方が古いかもしれないんですよね。
お腹が膨れたら、もと来た道を帰る元気がなくなった。若いころなら絶対自走で帰ったろうが、もうそんな気力はないので、おとなしく、大町駅から輪行帰宅。新高瀬発電所出張以来だから、20年ぶりくらいの大糸線で乗り鉄を楽しんだのであった。
走ったのはこんなコース、地図のダブルクリックでコースと写真撮影場所、タイムが解かる。
走ったのは約90kmのみ。平で走りやすいコースだった。
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