経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

雨は売れない?<4,019本目>

2012-06-25 06:59:00 | ひとりごと
日野がサラリーマン時代(イトーヨーカ堂)に売り場に立っていた頃、
お天気が雨の日は好きではなかった。

なぜなら、お店にお客様が来てくれないからだ。

都心の大型店舗のスメ[ツレジャー売場で
スメ[ツ用品や自転車、
今で言えばホームセンターで扱っている商品すべて(園撃窿yット用品、大工道具などなど)
を売っていた。

その時に扱っていて商品はここ10数年の
“大型商品”に育っている。

東京の大森駅前にあったそのお店は
以前の百貨店であった。

8階建てで完全な都市型である。

車で来ると言うよりは、近隣の住民が徒歩あるいは自転車で来るタイプなのだ。

従って雨になるとどうしても客足が鈍る。

買い物した商品を抱えて、雨の中歩くのはできれば避けたいと言う“心理的”要因が大きい。

当日の売上予算が達成できないと、
「雨で来店客が少なかったです。(だから)売上が上がりませんでした。」
と翌日の朝礼での報告となる。

そんなことを言うと必ず上司や先輩から
「雨の日が無い年はない。(どんな年でも)雨や梅雨、台風は来るものだ。」

つまり雨のお天気は言い訳にもならないと言うことなのだ。

「雨の日に買う商品を用意してお客様をお迎えするのが売場だ!」
と教えられたものだ。

お天気は消費者心理に多分に影響する。

お客様は売場では理屈よりも気持ちが動くのだ。
そこがわからないと、何も対策は打てない。
つまり売れない売場しかできない。

売場をいつも触っているコト、
これがお客様との接点への入り口なのだ。

来店客が少ないのであれば、売場をどんどん変えてみることも必要だ。

梅雨本番には
梅雨の時期にしか売れない商品をどっと買って頂こう。













曇り?晴@梅雨空。
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