20日から21日にかけて降雪がありましたが、妻女山山系は1センチほど。すぐに解けました。翌日はピーカンの晴天。北アルプスが美しい姿を見せてくれました。
左に爺ヶ岳、右に鹿島槍ヶ岳。かくね里もよく見えます。手前には青く澄んだ千曲川で泳ぐ鴨たち。こんな風景を毎日見たくて信州に移住する人もいます。田舎に馴染めるかは本人次第ですね。無理に全員に好かれる必要はないのです。自然体でいいと40年在京のUターンの私はそう思います。移住組の方が信州の遊び方や魅力を分かっていたりします。アウトドアスポーツや農作業が好きな方にはパラダイスですね。
妻女山展望台からの白馬三山。左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。右手前は茶臼山。レッサーパンダとオランウータンで有名な動物園や植物園、恐竜公園があります。右奥は神話の山、虫倉山。あそこまでが松代藩の領地でした。
松代方面。右奥に根子岳と四阿山。左手前は奇妙山。山頂には古い山城の跡があります。中央の麓はあんずの里の東条。春にはピンクに染まります。拙書では、私も一度しか登ったことがなく金輪際登ることがないだろう奇妙山の厳しいコースも載せています。
北方には戸隠連峰と飯縄山。飯縄権現は白狐にのった烏天狗で、上杉謙信が兜の前立てに使っていたことでも有名です。高尾山薬王院は飯縄権現を祀っています。長野市民なら一度は登る山で、花の山としても有名です。次男は保育園の年長組の夏休みに登っています。拙書では3つのコースを載せています。
翌日は曇りでしたが陣場平へ登りました。5日前はまだ陣場平の中心部は芽吹いていませんでしたが、探してみるとあちこちで枯れ葉が盛り上がっています。どけてみると芽吹いていました。まだまだ小さくもやしみたいに黄色いものもあります。
セリバオウレンも雨で葉が艶々しています。3月の中旬すぎには純白の小さな花を咲かせるでしょう。
貝母(ばいも)が芽吹き出したので中を歩くのは止めにしました。強い野草なので、一度踏まれたぐらいでは枯れませんけれど。見頃は4月10日から20日頃です。ここが一面貝母の花で埋め尽くされる様は壮観です。開花状況は、このブログでアップしていきます。
山蕗もあちこちに出始めましたが、まだ小さいので採りませんでした。スギヨのビタミンちくわとかき揚げにするのが楽しみです。
クスサンの繭(まゆ)。6センチぐらいあります。主は羽化していませんが、成虫は翅を広げると10センチ以上あります。大きな毛虫は6月頃に栗の木で見られます。8月に飛び始めますが、寿命は1週間ほどです。
天城山(てしろやま)への登山口近くからの眺め。左奥に高社山が見えます。祝日ですが連休ではないので高速やPAの車はそう多くはありません。
その近くの杉林。ここも伐採されています。あちこちの所有者が異なる杉林が伐採されているのも可怪しい。後日、持ち主に確認したところ森林組合からこの山域の杉林の整備をしたいというハガキが来て了承したそうです。安心しました。普通は林道入口に作業をするという掲示がされるのですけど、どうしたのでしょう。
蟹沢の泉の上部。赤松が折れて倒れています。巻き添えになった木も何本かあるようです。急斜面過ぎるので、これはこのまま放置します。
妻女山松代招魂社に戻ってきました。戊辰戦争以降の戦没者を祀っています。左には戊辰戦争から日清日露、太平洋戦争までの戦没者の名簿を載せた石碑があります。小さな松代町だけでもこれだけ大勢の人が戦争で亡くなったのだと驚かされます。シベリア抑留で亡くなった方もいます。統一教会カルト自民党は、防衛予算倍増と戦う気満々ですが、そういう輩(やから)は絶対に戦地には行きません。戦争はアメリカの巨大な軍需産業を育成するために世界各地で絶えることが無いのです。その奴隷で言いなりの日本。この長野の空も米軍の横須賀空域で、日本の航空機は米の許可がないと飛べません。いまだに植民地ということですね。そしてウクライナ戦争は、プーチンが止めると言えば終わるのです。戦争で幸せになる人はいません。
信濃町と赤倉温泉の間にいもり池があります。池の畔に与謝野晶子の歌碑があります。私は旅順口包圍軍の中に在る弟を歎いた「君死にたまふことなかれ」を思います。「あゝをとうとよ、君を泣く、 君死にたまふことなかれ、 末に生れし君なれば親のなさけはまさりしも、 親は刃(やいば)をにぎらせて人を殺せとをしへしや、 人を殺して死ねよとて二十四までをそだてしや。」戦争の最中に、戦争に反対する気持ちを詩に表した彼女の強い想い。
上信越自動車道。2月28日から4月25日まで、更埴JCTから坂城ICまで工事のため対面通行や車線規制が行われます。信州に来られる方は情報を確認してください。先に見える薬師山トンネルは、トンネル内がS字に曲がっているためか事故が多いのです。ご注意を。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。地形図掲載は本書だけ。山の歴史や立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。10本のエッセイが好評。掲載の写真やこのブログの写真は、有料でお使いいただけます。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
左に爺ヶ岳、右に鹿島槍ヶ岳。かくね里もよく見えます。手前には青く澄んだ千曲川で泳ぐ鴨たち。こんな風景を毎日見たくて信州に移住する人もいます。田舎に馴染めるかは本人次第ですね。無理に全員に好かれる必要はないのです。自然体でいいと40年在京のUターンの私はそう思います。移住組の方が信州の遊び方や魅力を分かっていたりします。アウトドアスポーツや農作業が好きな方にはパラダイスですね。
妻女山展望台からの白馬三山。左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。右手前は茶臼山。レッサーパンダとオランウータンで有名な動物園や植物園、恐竜公園があります。右奥は神話の山、虫倉山。あそこまでが松代藩の領地でした。
松代方面。右奥に根子岳と四阿山。左手前は奇妙山。山頂には古い山城の跡があります。中央の麓はあんずの里の東条。春にはピンクに染まります。拙書では、私も一度しか登ったことがなく金輪際登ることがないだろう奇妙山の厳しいコースも載せています。
北方には戸隠連峰と飯縄山。飯縄権現は白狐にのった烏天狗で、上杉謙信が兜の前立てに使っていたことでも有名です。高尾山薬王院は飯縄権現を祀っています。長野市民なら一度は登る山で、花の山としても有名です。次男は保育園の年長組の夏休みに登っています。拙書では3つのコースを載せています。
翌日は曇りでしたが陣場平へ登りました。5日前はまだ陣場平の中心部は芽吹いていませんでしたが、探してみるとあちこちで枯れ葉が盛り上がっています。どけてみると芽吹いていました。まだまだ小さくもやしみたいに黄色いものもあります。
セリバオウレンも雨で葉が艶々しています。3月の中旬すぎには純白の小さな花を咲かせるでしょう。
貝母(ばいも)が芽吹き出したので中を歩くのは止めにしました。強い野草なので、一度踏まれたぐらいでは枯れませんけれど。見頃は4月10日から20日頃です。ここが一面貝母の花で埋め尽くされる様は壮観です。開花状況は、このブログでアップしていきます。
山蕗もあちこちに出始めましたが、まだ小さいので採りませんでした。スギヨのビタミンちくわとかき揚げにするのが楽しみです。
クスサンの繭(まゆ)。6センチぐらいあります。主は羽化していませんが、成虫は翅を広げると10センチ以上あります。大きな毛虫は6月頃に栗の木で見られます。8月に飛び始めますが、寿命は1週間ほどです。
天城山(てしろやま)への登山口近くからの眺め。左奥に高社山が見えます。祝日ですが連休ではないので高速やPAの車はそう多くはありません。
その近くの杉林。ここも伐採されています。あちこちの所有者が異なる杉林が伐採されているのも可怪しい。後日、持ち主に確認したところ森林組合からこの山域の杉林の整備をしたいというハガキが来て了承したそうです。安心しました。普通は林道入口に作業をするという掲示がされるのですけど、どうしたのでしょう。
蟹沢の泉の上部。赤松が折れて倒れています。巻き添えになった木も何本かあるようです。急斜面過ぎるので、これはこのまま放置します。
妻女山松代招魂社に戻ってきました。戊辰戦争以降の戦没者を祀っています。左には戊辰戦争から日清日露、太平洋戦争までの戦没者の名簿を載せた石碑があります。小さな松代町だけでもこれだけ大勢の人が戦争で亡くなったのだと驚かされます。シベリア抑留で亡くなった方もいます。統一教会カルト自民党は、防衛予算倍増と戦う気満々ですが、そういう輩(やから)は絶対に戦地には行きません。戦争はアメリカの巨大な軍需産業を育成するために世界各地で絶えることが無いのです。その奴隷で言いなりの日本。この長野の空も米軍の横須賀空域で、日本の航空機は米の許可がないと飛べません。いまだに植民地ということですね。そしてウクライナ戦争は、プーチンが止めると言えば終わるのです。戦争で幸せになる人はいません。
信濃町と赤倉温泉の間にいもり池があります。池の畔に与謝野晶子の歌碑があります。私は旅順口包圍軍の中に在る弟を歎いた「君死にたまふことなかれ」を思います。「あゝをとうとよ、君を泣く、 君死にたまふことなかれ、 末に生れし君なれば親のなさけはまさりしも、 親は刃(やいば)をにぎらせて人を殺せとをしへしや、 人を殺して死ねよとて二十四までをそだてしや。」戦争の最中に、戦争に反対する気持ちを詩に表した彼女の強い想い。
上信越自動車道。2月28日から4月25日まで、更埴JCTから坂城ICまで工事のため対面通行や車線規制が行われます。信州に来られる方は情報を確認してください。先に見える薬師山トンネルは、トンネル内がS字に曲がっているためか事故が多いのです。ご注意を。
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★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。