長野市、千曲市、上田市や上信越道や中央道も一部で不通。鉄道も各地で不通です。私の集落はあと50センチ千曲川が増水したら大災害でしたが、奇跡的に無事でした。しかし、周りは各地で浸水。理由は、堤防の決壊、越水。水門を閉めたことによる浸水。しかし、やらなければもっと大災害になりました。
そんな中、私は極めて個人的な理由で旅に出ました。センチメンタル&レクイエムのひとり旅です。国道18号は赤沼や穂保の水害で不通なので上信越高速道で信濃町に向かいました。
戸隠神社中社。戸隠五社のひとつ。戸隠神社は修験を元にする社です。古くは飯縄神社とも縁があります。古代ユダヤの失われた11ユダヤ部族のひとつ、大和王権の祖となったといわれる徐福との関係も想起されます。それ以前に、中国春秋時代に越に滅ぼされた呉のエリートが渡来して出雲系の祖となったかもという古代史。倭国大乱は、その後滅び来訪した越と呉の壮絶な戦争だったのかも。弥生時代後期、日本にたった60万人の人口しかなかった中で起きた大乱を説明するには、かなり説得力のある原因と理由が必要です。新潟県上越市の鮫ヶ尾城近くには、倭国大乱の時にだけ住まわれたという東日本最大級の弥生時代の遺跡があります。その後、住民たちはどこへ行ったのでしょうか。我々信州人の祖かもしれません。
御神木。戸隠の三本杉といわれます。御神木に手をあててずっとその力を感じている女性がいました。樹の鼓動を感じるには、聴診器を買い求めることをおすすめします。2000-3000円ぐらいのものでかまいません。樹の鼓動が聞こえます。
鏡池に向かいました。前回は西岳が見えましたが、今回は稜線は雲の中。紅葉が素晴らしい。昔、家族とも来ましたが、赤子の長男がミルクを飲み終えると哺乳瓶を思い切りバシッと投げ捨てるので参りました。怒るわけにもいいかないですしね。
(左)ウルシの紅葉。(右)ユモトマユミの可憐な実。
(左)戸隠自然植物園の遊歩道。ここも息子達が小さい頃訪れました。その頃はなかったのですが、現在はツキノワグマが頻繁に出ます。前回訪れた時は横の笹薮で熊の荒い息吹がしたので引き返しました。普通に遭遇します。熊鈴やホイッスルは必須。出会った時は刺激せず、静かに後退りします。これに関しては、下で紹介している拙書のコラムで詳しく書いています。(右)鮮やかで美しいマムシグサの実。誤って口にすると口内が酷くただれます。
(左)戸隠自然植物園から10分ぐらいで奥社参道入口へ通じる木道。先に外国人男性が数人。話しかけるとオーストラリアからの人たち。なんでもモテギのオートバイのレースを見に来たのだとか。石碑の説明を聞かれて信州大学がここの森を保全活動したメモリアルだと説明したり、私のザックにある鹿の角を本物かと聞かれてニホンジカのの本物の角だよと説明したり。実は現在、仕事で英語やポルトガル語を使うことが多いので、もっと会話力を磨かなければなと思っているのです。(右)戸隠神社の奥社参道。CMで有名になったのでパワースポットとしても有名になり観光局が押し寄せています。この日も観光バスが数台。駐車場はほぼ満杯。私は何度も参拝しているので今回はパス。
そこから東へ。黒姫山登山道の途中にある古池へ。なんと水が抜かれていました。ちょうど中部電力の人が来ていて、補修のために水を抜いたんですと。来年の雪解けの頃に注水しますと。黒姫山の山頂は雲の中。
◉2001年夏 家族で登った黒姫山。8時間の登山でしたが、小さな息子達がよく登れたものだと思います。もちろん無謀ではなく、その前に充分な経験を積んでいました。そして、万一の場合も考慮しての登山でした。
帰路に種池に寄りました。どんな活水のときでも絶対に枯れないと伝わる池です。赤とんぼが乱舞。
(左)昼は信濃町から飯綱へ向かう途中の田園の中にある蕎麦処「仁の蔵」へ。新蕎麦の天ざるをいただきました。黒姫の霧下蕎麦は絶品です。たぶんどこの店でも満足できると思います。(右)実は上越市の道の駅あらいに行きました。時間的にきときと寿しには入れなかったので、鮮魚センターで買いました。上は河豚の唐揚げ。左は翌日の朝食用に買った鯖のフライのサンド。いずれもわざわざ買いに行ってよかったと思う味でした。夜は、ユキ・ラインハートのA・O・Rを聴きながらカシオペア座が光る道の駅しなので夕食。昔家族で訪れた時は、黒姫山下山で訪れましたが、山頂が雷雲で覆われて稲妻が光っていたのを思い出しました。ラジオから流れてきた山口百恵の「美・サイレント」が心に沁みました。特に年心なファンではなかったのですけれど。
美・サイレント
駅/竹内まりや
竹内まりや 駅 (梅艷芳裝飾的眼淚原曲)
今回の旅で流れてはこなかったのですが、今回の旅の途中で、ある時突然脳内を流れた曲です。マリンドリーム能生の夕焼けにシンクロしました。心に沁みる名曲だと思います。
明け方道の駅しなのから見る朝焼けの妙高山。明日は、海を見に新潟に向かいます。昔、家族でよく見ていたのは日本海ではなく湘南の海でしたが。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
そんな中、私は極めて個人的な理由で旅に出ました。センチメンタル&レクイエムのひとり旅です。国道18号は赤沼や穂保の水害で不通なので上信越高速道で信濃町に向かいました。
戸隠神社中社。戸隠五社のひとつ。戸隠神社は修験を元にする社です。古くは飯縄神社とも縁があります。古代ユダヤの失われた11ユダヤ部族のひとつ、大和王権の祖となったといわれる徐福との関係も想起されます。それ以前に、中国春秋時代に越に滅ぼされた呉のエリートが渡来して出雲系の祖となったかもという古代史。倭国大乱は、その後滅び来訪した越と呉の壮絶な戦争だったのかも。弥生時代後期、日本にたった60万人の人口しかなかった中で起きた大乱を説明するには、かなり説得力のある原因と理由が必要です。新潟県上越市の鮫ヶ尾城近くには、倭国大乱の時にだけ住まわれたという東日本最大級の弥生時代の遺跡があります。その後、住民たちはどこへ行ったのでしょうか。我々信州人の祖かもしれません。
御神木。戸隠の三本杉といわれます。御神木に手をあててずっとその力を感じている女性がいました。樹の鼓動を感じるには、聴診器を買い求めることをおすすめします。2000-3000円ぐらいのものでかまいません。樹の鼓動が聞こえます。
鏡池に向かいました。前回は西岳が見えましたが、今回は稜線は雲の中。紅葉が素晴らしい。昔、家族とも来ましたが、赤子の長男がミルクを飲み終えると哺乳瓶を思い切りバシッと投げ捨てるので参りました。怒るわけにもいいかないですしね。
(左)ウルシの紅葉。(右)ユモトマユミの可憐な実。
(左)戸隠自然植物園の遊歩道。ここも息子達が小さい頃訪れました。その頃はなかったのですが、現在はツキノワグマが頻繁に出ます。前回訪れた時は横の笹薮で熊の荒い息吹がしたので引き返しました。普通に遭遇します。熊鈴やホイッスルは必須。出会った時は刺激せず、静かに後退りします。これに関しては、下で紹介している拙書のコラムで詳しく書いています。(右)鮮やかで美しいマムシグサの実。誤って口にすると口内が酷くただれます。
(左)戸隠自然植物園から10分ぐらいで奥社参道入口へ通じる木道。先に外国人男性が数人。話しかけるとオーストラリアからの人たち。なんでもモテギのオートバイのレースを見に来たのだとか。石碑の説明を聞かれて信州大学がここの森を保全活動したメモリアルだと説明したり、私のザックにある鹿の角を本物かと聞かれてニホンジカのの本物の角だよと説明したり。実は現在、仕事で英語やポルトガル語を使うことが多いので、もっと会話力を磨かなければなと思っているのです。(右)戸隠神社の奥社参道。CMで有名になったのでパワースポットとしても有名になり観光局が押し寄せています。この日も観光バスが数台。駐車場はほぼ満杯。私は何度も参拝しているので今回はパス。
そこから東へ。黒姫山登山道の途中にある古池へ。なんと水が抜かれていました。ちょうど中部電力の人が来ていて、補修のために水を抜いたんですと。来年の雪解けの頃に注水しますと。黒姫山の山頂は雲の中。
◉2001年夏 家族で登った黒姫山。8時間の登山でしたが、小さな息子達がよく登れたものだと思います。もちろん無謀ではなく、その前に充分な経験を積んでいました。そして、万一の場合も考慮しての登山でした。
帰路に種池に寄りました。どんな活水のときでも絶対に枯れないと伝わる池です。赤とんぼが乱舞。
(左)昼は信濃町から飯綱へ向かう途中の田園の中にある蕎麦処「仁の蔵」へ。新蕎麦の天ざるをいただきました。黒姫の霧下蕎麦は絶品です。たぶんどこの店でも満足できると思います。(右)実は上越市の道の駅あらいに行きました。時間的にきときと寿しには入れなかったので、鮮魚センターで買いました。上は河豚の唐揚げ。左は翌日の朝食用に買った鯖のフライのサンド。いずれもわざわざ買いに行ってよかったと思う味でした。夜は、ユキ・ラインハートのA・O・Rを聴きながらカシオペア座が光る道の駅しなので夕食。昔家族で訪れた時は、黒姫山下山で訪れましたが、山頂が雷雲で覆われて稲妻が光っていたのを思い出しました。ラジオから流れてきた山口百恵の「美・サイレント」が心に沁みました。特に年心なファンではなかったのですけれど。
美・サイレント
駅/竹内まりや
竹内まりや 駅 (梅艷芳裝飾的眼淚原曲)
今回の旅で流れてはこなかったのですが、今回の旅の途中で、ある時突然脳内を流れた曲です。マリンドリーム能生の夕焼けにシンクロしました。心に沁みる名曲だと思います。
明け方道の駅しなのから見る朝焼けの妙高山。明日は、海を見に新潟に向かいます。昔、家族でよく見ていたのは日本海ではなく湘南の海でしたが。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
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