2日ほど山に行けなかったので陣場平へ帰化植物の除去に行きました。ハルジオン、オオブタクサ、ヨウシュヤマゴボウを除去しました。最高気温は26度。山上は23度でしたが、直射日光はきつい。ハルゼミとエゾハルゼミが盛んに鳴いています。
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ホタルカズラで吸蜜するウスバシロチョウ(薄羽白蝶)。氷河期の生き残りといわれますが、そのためか毛深いです。シロチョウといいますが、アゲハチョウ科ウスバアゲハ亜科で、シロチョウ科ではないのです。ウスバアゲハといった方が分かりやすいかも。交尾後にオスがメスにつけるスフラギス(交尾板・受胎嚢)のカットは、下記の記事にあります。
◉ウスバシロチョウとアオバセセリが舞う陣場平で里山保全作業と撮影(妻女山里山通信)
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ハルジオンは除去しているので、他に吸蜜できる花はシナノタンポポぐらい。なかなか厳しい状況です。もうすぐヒレアザミも咲きだすと思います。
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幼虫の食草は、シロバナケマンですが、吸蜜はしません。
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(左)ホタルカズラ。(右)ツクバネウツギ(衝羽根空木)。
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ヒレアザミ(鰭薊)。ヨーロッパから東アジア原産の史前帰化植物。キク科ヒレアザミ属。
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葉は刺だらけで,茎には幅の広いひれがつき,その縁にも刺が生えています。ウスバシロチョウも吸蜜に来ます。
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(左)クサノオウ(瘡王)。ケシ科クサノオウ属。クサは草ではなく、湿疹(くさ)のことです。別名は、皮癬草(ひぜんくさ)。かなり強い毒草です。酩酊状態、嘔吐、昏睡、呼吸麻痺を引き起こします。白屈菜(はっくつさい)といわれる生薬です。(右)ニチニチソウ(日々草)。キョウチクトウ科ニチニチソウ属の帰化植物。園芸種があちこちに広まっているようです。髻山の林道脇にもありました。
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川中島の戦いの際に上杉謙信が七棟の陣小屋を建てたという陣場平。たくさんのウスバシロチョウが舞っています。ハルゼミとエゾハルゼミが盛んに鳴いています。手前のコンクリートは、菱形基線測点。地理史の重要な遺物です。
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(左)貝母の実は着実に大きくなっています。羽根の様な6枚の根本に縦に小さな種が詰まっていて、枯れるとさく果なので弾けて風に乗って飛び散ります。(右)仲間とやっている原木椎茸も雨でやっと成長を始めました。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
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★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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ホタルカズラで吸蜜するウスバシロチョウ(薄羽白蝶)。氷河期の生き残りといわれますが、そのためか毛深いです。シロチョウといいますが、アゲハチョウ科ウスバアゲハ亜科で、シロチョウ科ではないのです。ウスバアゲハといった方が分かりやすいかも。交尾後にオスがメスにつけるスフラギス(交尾板・受胎嚢)のカットは、下記の記事にあります。
◉ウスバシロチョウとアオバセセリが舞う陣場平で里山保全作業と撮影(妻女山里山通信)
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ハルジオンは除去しているので、他に吸蜜できる花はシナノタンポポぐらい。なかなか厳しい状況です。もうすぐヒレアザミも咲きだすと思います。
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幼虫の食草は、シロバナケマンですが、吸蜜はしません。
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(左)ホタルカズラ。(右)ツクバネウツギ(衝羽根空木)。
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ヒレアザミ(鰭薊)。ヨーロッパから東アジア原産の史前帰化植物。キク科ヒレアザミ属。
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葉は刺だらけで,茎には幅の広いひれがつき,その縁にも刺が生えています。ウスバシロチョウも吸蜜に来ます。
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(左)クサノオウ(瘡王)。ケシ科クサノオウ属。クサは草ではなく、湿疹(くさ)のことです。別名は、皮癬草(ひぜんくさ)。かなり強い毒草です。酩酊状態、嘔吐、昏睡、呼吸麻痺を引き起こします。白屈菜(はっくつさい)といわれる生薬です。(右)ニチニチソウ(日々草)。キョウチクトウ科ニチニチソウ属の帰化植物。園芸種があちこちに広まっているようです。髻山の林道脇にもありました。
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川中島の戦いの際に上杉謙信が七棟の陣小屋を建てたという陣場平。たくさんのウスバシロチョウが舞っています。ハルゼミとエゾハルゼミが盛んに鳴いています。手前のコンクリートは、菱形基線測点。地理史の重要な遺物です。
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(左)貝母の実は着実に大きくなっています。羽根の様な6枚の根本に縦に小さな種が詰まっていて、枯れるとさく果なので弾けて風に乗って飛び散ります。(右)仲間とやっている原木椎茸も雨でやっと成長を始めました。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
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★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。