モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

妻女山と松代城の桜が満開。あんずの里では杏の花と桜が共演。古代科野の村では鯉幟が泳ぐ(妻女山里山通信)

2019-04-15 | アウトドア・ネイチャーフォト
 用事や買い物を済ませて温泉に行く前に、花の名所を巡りました。まずは妻女山松代招魂社へ。
 当ブログをご覧の方は分かっておられると思いますが、国土地理院の地形図にある妻女山はここですが、地元では赤坂山と呼んでいた山で、小字妻女山ですが地名は赤坂山です。三角点を置いた時に、本来の妻女山(本名は斎場山)の名称をこちらに移してしまったのです。国土地理院はこういう暴挙を全国各地で行っています。特にここは戦国時代の有名な戦地であったために、作家や歴史研究家に混乱と誤解をもたらしました。

 そんなことを我関せずと咲き誇る妻女山松代招魂社の桜。右の八重桜と鳥居の前のウワミズザクラが咲くのは、まだ先です。

 買い物の後に松代城へ。全国から花見客が大勢訪れていました。残念ですが櫓台は工事中で登れません。私の母校で、校章が真田の結び雁金の松代中学の桜も満開でした。世界的アコーディオン奏者のcobaやモーニング娘。19の羽賀朱音ちゃんも在籍しました。

 史跡松代城跡の図。天守閣はなく、居住は花の丸御殿。

 山本勘助が築城ともいわれる海津城から松代城、そして廃藩への長い歴史。
真田十万国「松代城(海津城)」の歴史 その1(妻女山里山通信)
真田十万国「松代城(海津城)」の歴史 その2(妻女山里山通信)

 温泉へ行く途中に森のあんずの花を。中央左の桜も咲きました。八分咲きぐらいですね。杏の花と桜が共演。梅もまだ咲いています。もうすぐ桃の花も咲きます。続いて林檎の花。

 山陰にあったため川中島の戦いの兵火を逃れたという観龍寺。桜が満開です。この古刹には、私の先祖の絵も奉納されています。

 温泉へ向かう途中、東日本最大の前方後円墳の森将軍塚古墳の麓の古代科野の村に鯉幟が。

 鯉幟は有名な歌が二つありますね。「屋根より高い鯉のぼり」と「甍(いらか)の波と雲の波」。
~鯉のぼり(いらかの・・・)~杉並児童合唱団



 紅梅と竪穴式住居と鯉のぼり。今日は強風でしたが、明日からは初夏を思わせる陽気になるということです。信州の春は短いのです。駆け足で通り過ぎて、あっという間に初夏になります。

4月21日(日)に、松代夢空間のハイキング「妻女山 花と歴史のハイキング」を行います。満開の貝母の群生地(上杉謙信陣城跡)や、斎場山(旧妻女山・上杉謙信本陣跡)などを案内します。私がインタープリターをし、自然や歴史について時に面白おかしくお話しながらハイキングをします。参加費2000円で、下山後は「はなや」さんでのあんず御膳もつきます。非常にリーズナブルだと思います。参加希望の方は、松代夢空間にお問い合わせください。拙書の販売も行います。 ℡026-278-1277
松城夢空間ホームページ
GWの前半は、山菜採りと松代夢空間のハイキングと春爛漫の髻山へ(妻女山里山通信)

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 妻女山陣場平の貝母の見頃は... | トップ | 妻女山陣場平の貝母が次々に... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アウトドア・ネイチャーフォト」カテゴリの最新記事