~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

悲しいけれど…

2013-07-09 17:30:46 | 日記
先日、「亡くなったお子さん、今生きてれば何歳ですか」と聞かれ、

「24歳かな…25歳かな…」と、はっきり答えられない自分が

いました。

何年たっても、息子は私の中で13歳のままなのです。

息子のお友達が来ると、あーこんなに大きくなっているんだと

思うのですが亡くなった子供に、歳を重ねることは

最初の2~3年はしてたと思うのですが、いつの頃からか

しなくなっていました。

13歳の創は、20歳に弟にとって今でも兄として心の支えに

なっているのです。

実年齢の時間は止まっても、創の魂の年齢は高くなっているような

気がするのです。

私と同じ様に突然息子さんを亡くされたkさんと話していた時に

「子供が亡くなって、ものすごく悲しかったけれど、

でも、不幸じゃなかったよね」と、二人で同じことを言ったの

です。

周囲から、貴方ほど不幸な人はいないという目で見られ、

母は、「お前より不幸な人は沢山いる」と、新聞の切り抜きを

持ってきたりしました。

毎日、泣いても泣いても涙が枯れることはなく、人間の体は

60%が水分であるということを納得したけれど…

でも、不幸とは思わなかったのです。

Kさんと、これは体験した人でなければ解らない

ことだろうねと、意見が一致しました。

悲しみイコール不幸ではない、これが人間の複雑な

ところであり、深いところなのかもしれません。

ただ、どんな状況の中でも何処かに光が射していて

それに気がつけるかどうかで、人は希望や幸せを

見出せるのかなーと、思います。

あの悲しみの中で「悲しいけれど不幸ではない」と

思えたのは、支えられている心からの愛を感じて

いたからだと思います。

本当に「ありがとう」無しには、生きていけないなぁ…
コメント
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