~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

飛べない人は飛ばなくていい世界へ~玉木幸則さん

2021-09-24 23:12:36 | 日記
新聞にEテレの”バリバラ”に
出演している障がい者の
玉木幸則さんがパラリンピック
の開会式に思う!という
文章を載せていました。
開会式は、車いすの少女が
演じる「片翼の小さな飛行機」
が空に飛び立つ過程を表現
していましたが、脳性小児まひ
である玉木さんは、「飛行機
だから飛ばなあかん」ではなく
「飛べんかったら飛ばなくて
ええやんか」って…
僕が演出するとしたら、そんな
スト-リーにしたと思う
可能性や多様な生き方があると
伝えるなら、「飛べんでもいい」という見せ方もできますと…
また「五輪もパラリンピックも
障害や性別は関係なく、
競技ごとに、レベル別で
クラスを分けるのは
どうだろうか。
その中に障害がある人の
クラスを作れば、大会を分ける意味はなくなる。」と
語ってました。
読んでいて、こういう発想は
自分の中になかったと、
ハッとさせられました。
玉木さんは「誰でもありのまま生きられる世界になって
ほしい。
生きてるだけで本当は
すごいことなんです。
パラリンピックを見てしんどく
なる人もいると思う。
アスリートを見て、自分は
そんな立派な人間じゃ
ないって。
でも、誰とも比較する必要は
ないと知ってほしいです。」と
いってました。
私たちの大脳は識別する
ことを得意とするので、違いを認め合うというより、無意識のうちに区別していることが
多々あります。
開会式の片翼の飛行機が
飛んだ時感動したのですが、
そこには飛べない人は飛ばなくていいという発想はありませんでした。
飛行機なら飛ばなくちゃ!
だから車椅子の少女の飛行機が
飛んだ時、良かったと感動したのです。
でも、これはもしかしたら
多様性をどこかで認めてない
ことになるのかもしれません
 誰にも共通していることは
玉木さんの言われた
「生きてるだけで本当に
すごいこと」なんだ❗


コメント
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