6日、7日と書の制作会でした。
筆って凄いと思いました。
『銀河鉄道の夜』を一字書の作品に
したいという私の野望を、大筆は
見事に、はね飛ばしました。
50枚書いて残せたのは1枚でした。その一枚も、ダメで捨てる紙の裏に
書いたもの、しかもすでに破れて穴が空いてるというものに、練習の
つもり書いたら、それが、一番良かったのです。
練習と思ったら力が抜けて書けた
ので…
そんなものかもしれませんね。
歴史ある道具である筆は、こちらの
表層の意識には応えてくれません。
思うようにならない面白さから
書の世界に入って、もう20年近くになるのかしら…
制作の度に筆に打ちのめされて
います。
今回、選んだ字は『死』です。
死に物狂いで『死』と向き合って
書きます。
おおらかな『死』を…