~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

和田重正先生の言葉

2025-02-13 23:00:21 | 日記
友達が和田重正先生の
『よい学校』を書き出して
送ってくれました。
私の「いのちの世界」の
探求は和田先生から始まり
ました。
和田先生は、小学校二年で
お母さんが亡くなり、
深い孤独を通って来られた
方です。
27歳の時に服毒自殺を
しようとした時に、
「いのち」の実相に
ひらかれたという方です。

今までは愛されたい、
理解されたいと、それのみ
求めていました。
ところが、物質をむさぼる
のが、間違いであるのと
同じく、愛や理解を他に
求めることは、心を
むさぼることで、それも
間違いで、あることを
知りました。
物でも心でも欲張ることは
どんなに愚かしいことで
あるかを、この時初めて
知りました。
又、それまでは淋しい
淋しいと自分の淋しさに
とらわれて、他から
愛されることばかり求めて
いましたが、眼を放って
見れば、淋しいのは
自分ばかりではない。
すべての人は皆淋しい
のである。
お互い限りなく淋しい人間
同志がもし少しでも
なぐさめ合えたらどんなに
嬉しいことだろう。
飢え渇く砂漠の旅行者の
為に自分が若し一滴の水に
なり得るならば、どんなに
幸せなことだろう、と思い
ました。
そう思うと淋しさは、
すなわち変じて明るい
喜びとなりました。
淋しさの故に人を愛する
ことが出来るのです。
そして愛することが
出来るのは一番の幸福です。
人間が淋しくつくられて
いることは、なんと
有り難いことでしょう。
       和田重正

コメント
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