子曰く、これを知る者はこれを好む者にしかず。これを好む者は、これを楽しむ者にしかず。(雍也)
訳)○先生はおっしゃった。ものごとはなんでも、それをすきになって、楽しんでしまえば、できるんだよ。
ずいぶんと我田引水的な訳ですが。要するに、何でも楽しんでしまえばできるんだっていう風に、わたしは理解してます。わたしは、暇があればやりたいことを何でもやってしまう方ですが、それはわたしが、好きなことをやるのが好きだから。当たり前ですね。好きなことをやるのは楽しい。ほんとに楽しい。
だからわたしは、苦しいことがあっても、それを楽しむことにしています。目の前に、これはちょっと厳しいな、という試練がある。普通なら逃げるだろうな。とてもできないと思うだろう。でもやらなければならないとしたら、どうしたらいいのか。要するに、楽しめばいいのだ。これを乗り越えるために、どうすればいいか、存分に考えて、自分のカードを目いっぱい使い、やることを楽しんでしまえばいい。それだったらできる。
つまりは、好きなことを目いっぱい駆使して、これに挑戦していくことを楽しむのだ。やることそのものを、喜びにして、やってみる。自分の力と感性を限りなく使って、すべてを見ていく。その楽しみを、存分に味わう。
それでやっていくと、かなり苦しいことにも耐えられる。また、耐えている自分ていうのも、なかなかに頼もしくていい。自分は、こんなにも強いのか、と思う。わたしは、かなりすごいやつだ。
たとえその結果が、すべて無に帰する、なんにもならない、ということだったとしても、自分はやった、ということが残るのだ。やったことの中で培われた、わたしの力があるんだ。わたしは、やったんだ。やれたんだ。苦しかった。でも、やれた。それが、神様がくれた、実り。
このわたし自身が、わたしがやってきたことの、実り。それでいい。
すきだからやった。やりたかったからやった。わたしがやらねば、だれもできないから。わたしは、このわたしが、すきだ。これこそが幸福だからだ。ほかにはいらないよ。
好きだから、楽しいから、どんな厳しいことにも、挑戦していけるんだよ。やれるんだよ。そして、できるんだよ。できないのは、やらないからだ。
どんな難しいことでも、楽しんでしまえば、やれるんだよ。