世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

スミレ

2010-04-26 14:14:50 | 花や木
今月の初めころ、お山に登った時に撮った写真です。何というスミレかしりませんが、登り道の傍らに、奥ゆかしく咲いていました。注意深く見ていなければ見落としてしまいそうな小さな白いスミレ。見つけた時はうれしかったです。

ひと月違えば、もう花の様子が違う。タンポポやスミレ、クローバーなどはまだいっぱい咲いていますが、オランダミミナグサはもうほとんど花が終わりました。菜の花もそろそろ終わりです。

今年は、変わり種のタンポポを見かけません。ただ、いつもの年よりは、なんとなく恥ずかしげに、塀の影とか、小さな駐車場の奥とか、よく見えないところに咲いているタンポポが多いです。なぜかな。あまりみられたくないのかしら。

それで、いいタンポポの写真がなかなか撮れません。

スミレも難しいですね。よくそこらへんの道の隅に見かけるスミレ色のスミレ(たぶん、ノジスミレ)は、写真に撮るとどこか青ざめて写ります。どうしてかな。この写真のスミレはかなりよく撮れているんですが。

シャッターを押すだけのカメラマンですが、なぜかはわからないけれど、花の気持ちがそうさせているような気がしてなりません。

スミレ色のスミレも、タンポポも、きれいに写りたくない気持ちがあるんでしょうか。それは何かな? 追いかけていくと、きっと、悲しいものにぶつかるような。

それに触れると、愛がゆれるような。


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