世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

詩島瑠璃の実践詩の書き方5

2014-10-06 07:09:16 | 月夜の考古学・本館
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「隠喩将棋」。表現は自在に、言葉を操る。斜めにも前にも後ろにも進める金、飛車角ジャンプ、桂馬とび、歩の積み重ね、ひっくり返って逆転ジャンプ、香車でごっつん、言葉を自由に動かしてみよう。鳥は飛ぶだけじゃない。歩く、沈む、泳ぐ、火をつける、叫ぶ、煮る、読む、生む、噛む、切る、…まあいろいろ。鳥が噛む、ということで自分の感情を表現できることがある。でもそれだと違うと感じた時は、コマを違う方向に向けてみる。石が噛む、あるいは、鳥が射す、いろいろ試してみよう。自分の心にぴったりと言う隠喩が見つかるまで、言葉の駒を操ってみる。想像力は自在に。現実では不可能なことでも言葉ならばできる。たとえば、川を持ち上げてほたるの行列を通すなどのこと、魔法のように言葉はできる。

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「色と光と愛」これは詩書きにとって重要な要素。だからこの3つを表現することのできる言葉や隠喩玉はたくさん集めておいた方がいい。色の名前には「色の手帖」(小学館)という便利な辞典がある。一冊持っておくことをお勧め。信号の赤をシグナルレッドというのなんて、知ってた?この色、かなり使えそうでしょ。光を表すには星月や太陽、宝石などある。瑠璃はパワーストーンのHPなどから宝石や輝石などの名詞拾ってた。菫青石、タンザナイト、苺水晶、ロードクロサイト、いろいろ覚えておくと便利。星の名前は、全天21の一等星くらいは押さえておこう。なお、ベネトナシュは北斗七星の柄の先にある星。あと、ガラス玉やビー玉なんかもつかえそうだね、パールビーズなんかもよい。愛を表現するのに重要なのは、なんといっても、花!! お日様や鳥などもよい。たんぽぽの愛と菫の愛ではなんとなく違う気がするでしょ。ひまわりの愛、百合の愛、ほかには木の愛、違うでしょう。そういうこと感じる心は、日ごろから花に親しんで養っておいたほうがいい。道端の花にも目をやろう。ナズナが咲いてる。見つけると嬉しいのは、なずながなずなの愛の形をしているから。ほかに、お日様、青空、虹、神様、お母さん、お父さん、愛を感じる言葉には敏感になっておこう。
生きることを真面目に考えて、世界を真面目な目で見てみよう。そして自分の感性を育てよう。




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