何もネタがないときは、やはり解脱の指導のことを書こう。
毎日これだけはやってるからね。
詩作や切り絵の制作なんかは、馬鹿に邪魔されてやりにくいんだが、馬鹿はこれだけはやらせてくれるよ。
もう自分たちの救いがそれしかないことがわかっているんだろう。
馬鹿はいつも、なんでこんなにつらいんだ、とわたしに訴えてくる。それは馬鹿をやってるからなんだがね、そこを責めることはしない。すぐに解脱の指導にかかる。
時によりけりだが、だいたいすぐに解脱して、本当の自分を生き始めるよ。矛盾もつらさもなくなって、すごくうれしそうにここから去っていく。
本当の自分のすばらしさがわかったからだ。ただ自分が自分だというだけで、あらゆることをやっていける、自分のすごさがわかったからだ。
そんな本当の自分を馬鹿にしているのは、馬鹿なんだよ。だから馬鹿は馬鹿って言われるのさ。