アウグスト・シュピース
騎士トリスタンは叔父マルク王に仕えていた。しかし、マルク王の妃となるイゾルデとともに、媚薬を飲んでしまい、互いに激しく恋をしてしまう。ふたりはマルク王を尊敬し愛しつつも不貞を続ける。マルク王も二人を愛し続けるが、やがて彼らの不貞はマルク王に知られることになり、結局トリスタンはマルク王に殺される。
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不貞はいけません。結局は誰も幸せにはなれない。恋した相手に妻や夫がいたなら、みなの幸せのためにそれをあきらめるのが本当なのです。恋する気持ちは止められない、燃え上がるように人間を翻弄するときがある。だがそれでも、身をちぎるような思いをしてでも、諦めましょう。そのほうがずっと幸せになれるのです。