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あなたの声は
そよ風に澄んだ星が
混ざっていたようだった
あるいは
清らかな流れに
ミントの魚が泳いでいたようだった
声を聞くだけで
魂が飛んでいった
いつまでも聞いていたかった
なにもかもを
忘れてしまうほど
美しい声だった
何物も混じらない
清らかな愛の白い花が
無垢の衣も必要ないほど
美しく咲いていた
香りもないのに
澄みあがった香りが
清らかに歌っていた
あの声を
もう
二度と聞くことはできない
歌を歌った
何を請うわけでもなく
ただ切なく存在そのものに
しぼられる痛みを
静かな鳥を吐くように歌った
愛していると
すべてを
あの声を
もう
二度と聞くことはできない