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No.134
ハンス・ホルバイン(子)、「ヘンリー8世」、16世紀ドイツ、北方ルネサンス。
この画家は、男を実に美しく描くので、結構好きなのだが、残念ながらこの王は偽物だ。実に男らしい風貌をしているがね、これは皮だけの男だよ。中身は全然別の男だ。
ヘンリー8世は好色なことで有名な王だ。男児ができないことを苦しんで、何度も結婚と離婚を繰り返し、それが原因でローマカトリック教会に破門され、イングランド国教会を作った。
これはどんなに言い訳しようと、男の馬鹿だよ。実にね。こんな男はね、本来もっと貧相な姿に生まれる。好色そうな雰囲気をしながらも、絶対に女が寄って行かないようなさえない醜男に生まれるのが普通だ。
それがこんな立派な風格をもった姿をしているのは、完全に盗みだからだよ。女を得るために、実質、他人から顔も、王位も、盗んだのだ。本当の王様は、別にいたんだよ。これは、本当の王様から、王様の人生を盗んだ馬鹿だ。
残念ながら、人間が知っている王様は、ほとんどみんなこんなのばかりだ。太古の時代には、本物の王様もけっこういたんだがね、馬鹿があらゆることをやりはじめてから、王様になりたい馬鹿ばかりが、王になるようになったんだよ。
これでは王制がすたれても仕方がない。
事実上、この王は、たくさんのいい女とセックスがしたいだけの馬鹿だったんだよ。こんなのは、たくさんいるよ。
ハンス・ホルバイン(子)、「ヘンリー8世」、16世紀ドイツ、北方ルネサンス。
この画家は、男を実に美しく描くので、結構好きなのだが、残念ながらこの王は偽物だ。実に男らしい風貌をしているがね、これは皮だけの男だよ。中身は全然別の男だ。
ヘンリー8世は好色なことで有名な王だ。男児ができないことを苦しんで、何度も結婚と離婚を繰り返し、それが原因でローマカトリック教会に破門され、イングランド国教会を作った。
これはどんなに言い訳しようと、男の馬鹿だよ。実にね。こんな男はね、本来もっと貧相な姿に生まれる。好色そうな雰囲気をしながらも、絶対に女が寄って行かないようなさえない醜男に生まれるのが普通だ。
それがこんな立派な風格をもった姿をしているのは、完全に盗みだからだよ。女を得るために、実質、他人から顔も、王位も、盗んだのだ。本当の王様は、別にいたんだよ。これは、本当の王様から、王様の人生を盗んだ馬鹿だ。
残念ながら、人間が知っている王様は、ほとんどみんなこんなのばかりだ。太古の時代には、本物の王様もけっこういたんだがね、馬鹿があらゆることをやりはじめてから、王様になりたい馬鹿ばかりが、王になるようになったんだよ。
これでは王制がすたれても仕方がない。
事実上、この王は、たくさんのいい女とセックスがしたいだけの馬鹿だったんだよ。こんなのは、たくさんいるよ。