![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/da/4f64b01e40839005dcba9aff7527600e.jpg)
わたしの住んでいる町は海辺にあり、その海の向こうの岸には、大きな飛行場があるので、よく空を飛行機が飛んでいます。時には、このように、白い筋を引きながら、銀の飛行機がまっすぐに飛んでいきます。
朝、ベランダに洗濯ものを干しに出た時などに、よく、こんな風に、小さな飛行機が、白いまっすぐな糸をひいて、太陽の的を目指すようにまっすぐに飛んでいるところを目にします。この写真では微妙にずれていますけれど、時には、見事に太陽の的に当たっている時もあります。
なんだか不思議な鳥が太陽を目指しているかのようにも見えます。
あれはいつだったか、冬だったと思うのですが、空に三本のまっすぐな飛行機雲がほとんど平行に、ほぼ同じ幅で空を横切っており、その三本の線が区切る空に描かれた青い二つの道の、一つには太陽が、その隣のもう一つには、半分に欠けたお月さまがいるのを見たことがありました。その時ふと、わたしはその意味がわかったような気がしたのです。それは日ごろ、私が感じていた心の痛みへの、神の答えのようにも思いました。そしてひとかけらの詩を書いたのでした。
太陽の道も 月の道も
目的地は同じ
ただ一筋の
まっすぐな道。
前にも似たようなことを言いましたが。正しいことと愛を信じて、まっすぐな道をゆく者も、暗夜に落ち、過ちの中に苦しみながら迷いさまよう者も、いずれは、神のもとに帰ってくるだろう。自分という、本当の存在となり、愛の国に帰ってくるだろう。
どんな深い闇に落ちてさまよおうとも、いずれはきっと、ここに帰ってくるだろう。
ともかくも、ここでは、太陽に向かってまっすぐに進む鳥のような飛行機が、まっすぐな尾を引いて飛ぶ姿が、よく見られます。
その風景は、空に書かれた神様からの手紙のようだ。
*
補・8月10日)
冒頭の写真をアップした日、ベランダに出てみたら、飛行機雲が見事に太陽の真ん中を貫いていました。ほんと。これが証拠写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/28/eaf81820a9f881f72315815251e91372.jpg)
ね。ほんとなんですよ。空を見ていると、よくこういう不思議なことがあるんです。