熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

プレミアムフライデー、国がそこまでやるか

2016-12-13 17:07:32 | 日常の出来事・雑感
経済産業省や経団連を中心に検討中の「プレミアムフライデー」
毎月末の金曜に限り、従業員の終業時刻を午後3時に早め、帰りに買い物や外食で金を使って貰おうとのアイデアですが、そこまで国がやるか、というのが率直な印象、どこかの社会主義国ではありません。
それに、月一回2,3時間早く退社したところで、過重労働の是正につながるとも思えません。

そもそも退社時間が2,3時間早まったとして、現役世代の皆さんが経済を押し上げるほど、新たな支出をするとは思えないし、仮にプレミアムフライデーで金を使ったとしても、所詮、他の日の出費が抑えられるだけ、1カ月平均で見れば支出額は変わらなかった、というのが落ちではないでしょうか。
そう言えば、「ゆとり教育」なんてのもありました。導入したものの、学力低下を招く結果となり見直されました。

収入が伸びない一方で、年金等に対する将来への不安から、現役世代の貯蓄率は上がっていると聞きます。
国民に金を使って貰いたいなら、将来への不安を取り除く事が先決。これは現役世代に限った事ではありませんが。

年金問題以外にも、将来、円の暴落に繋がりかねない1000兆円を超えた国の借金。国家予算の4割近くを借金に依存する状況にあっては、最早返済不可能。輸入依存率の高い国ですから、円の暴落は物価上昇=出費増に直結します。

将来への不安要因を挙げだすとキリがありません。
20年後、30年後、この国はどうなっているのか、前途多難です。


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