郷里の発明家に豊田佐吉翁がいる。今年は生誕150年と市役所に垂れ幕が掲げられ
ていた。生家は実家から車で5分位のところだ。
鷲津中学(湖西市)の正門には佐吉翁の胸像があって、私が学生だった頃は、登校時
には頭を下げて登校した。地元にいたころは生家を見学に行ったこともなかった。現在、
生家は豊田佐吉記念館として整備されている。世界のトヨタの基礎を作った元祖なのだ
から当然だ。むしろ、控えめな感じがする。
7月3日に実家に出かけた折、時間があったので久しぶりに記念館に立ち寄った。
いつも玄関だけ見て素通りしていたが、駐車場に車を止め、屋敷内を散策した。
母屋と生家、集会所等があり、裏山には浜名湖や富士山の見える展望台があった。
多分、この辺りでは資産家だったのではないかと伺われる。
私は40歳くらいの時、小説 トヨタ王国(邦光史郎著)を読み、豊田佐吉の人生、
自動車開発を手掛けた長男喜一郎、佐吉の弟(平吉)とその子供達(英二、達郎)等の
豊田一族の苦闘の様を知って感銘を受けた。生家には孫の章一郎氏が子供の頃には夏休み
には遊びに来ていたそうで、近くに住んでいた義叔父は遊んだことがあると話していた。
以上。