11月2日に、紅葉探索の延長で、水郷の街、商人を育てた街、近江八幡へ
出かけてきた。
昔の面影を残す街並は、日牟禮神社(八幡宮)の境内から西に向かって100mほど
の狭い一角だが、布団の西川屋(創業家)が今も健在で営業を続けており、また、向かい
には、JINTANで有名な近江兄弟社があり、嘗て、数多の近江商人を輩出した昔を思い
起こさせる街だ。
昼食は、神社の境内にある「たねや」日牟禮舎で、精進料理のような風流な食事をいた
だいた。次いで、「たねや」と洋菓子店(ハリエ日牟禮館)で土産を買った。
近江八幡は豊臣方との関係が深いと感じた。眼前に聳える山の山頂には、嘗て豊臣
秀次の居城があり、関東(徳川方)に対する防衛の意味があったようだ。現在はロープウェー
があり、容易に登ることができる。
この後、日牟禮神社の入口から延びる掘割り(「八まん掘」の名前が付けられている)を
お堀沿いにゆっくり散策した。掘り脇から抜けて表通りに出ると、昔の街並が目を引き
つける。西川屋さんのお蔵には、歴史資料が展示されており、興味を持った。表通りを
一巡した後、商人の街・近江八幡の見学を終えて、帰路についた。
帰路の途中に、木村古墳群の一角(天乞山古墳、久保田山古墳)に立ち寄った。