7月19日、遠州東部の掛川市、袋井市方面へ出かけた。
最初に訪ねた萬松山・可睡斎は曹洞宗寺院で、本尊は聖観音(ショウカンノン)である。
遠州では、法多山 (尊永寺)、(医王山)油山寺と併せて、遠州三山といわれるお寺
さんだ。
江戸時代には三河国、遠州国、駿河国、伊豆国の曹洞宗寺院を支配下に収めて
いた。明治時代の神仏分離時には、秋葉神社から三尺坊大権現を移設し、火防災除
のお寺さんともなった。
入り口にある駐車場に車を止め、総門をくぐると、静寂で荘厳さを感じさせる境内と
なる。徳川家康が、世話になった和尚を可睡和尚と呼び、寺号も可睡斎に変更された
ようだ。(元は、萬松山・東陽軒)
ついで、歴史を感じさせる山門をくぐると、風鈴を沢山飾ったトンネルが設置されて
おり、ここをくぐって本堂に向かう。本堂前には大きな松が並べて植えられており、
木が大きいので、本堂が小さく見える。 ・・が、正面に立つと堂々とした建物である。
ここで、お参りをして、左に回ると、火災厄除けの三尺坊大権現が祀られた御真殿
があった。
お寺さんの名前は有名で、子供の頃からよく聞いていたが、始めて訪ねることが
できて良かった。
以上。