少し、間が空いてしまったが、続きとしてスペイン旅の続きを投稿する。
6日目は、まずマドリードから古都トレドへ向かった。タホ川の対岸から
トレドの旧市街を眺めたが、昔の面影を色濃く残しているように見えた。
トレドは六世紀頃の西ゴート王国(キリスト教国)の首都として栄え、
その後、コルドバを首都とした後ウマイヤ朝(イスラム教国)に組み込まれ、
後ウマイヤ朝が崩壊すると、トレド王国の首都となった。11世紀末(1085年)
には、キリスト教国に戻ったが、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教の文化が
入り交じり、これらが融合した建築物、文化が残って今に至っている。
スペイン・キリスト教(カソリック)の本山はトレドにあり、宗教の中心地と
して大司祭が君臨した。大聖堂(カテドラル)はスペインで最大の規模であり、
内部の装飾も目を見張る素晴らしさであった。
以上で、トレドを終わります。