北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

マイマイガ、カシワマイマイ、ノンネマイマイの幼虫、成虫

2015年02月23日 | ドクガ科
ドクガ類の幼虫、成虫第4弾。
今日はマイマイガ、カシワマイマイ、ノンネマイマイ。


マイマイガ幼虫 2012年5月5日 札幌市厚別区
自宅の壁にあった卵塊が孵化しぞろぞろと幼虫が出てきた。
マイマイガの幼虫はブランコケムシとして有名。
これらの幼虫は家の壁を登り糸を垂らして移動するだろう。
ちなみにこの位置から上ると丁度一階の台所の窓にあたる。
この窓はほとんど開けることがないのでセーフ。
そしてその上の二階に行く前にベランダがある。
ベランダを乗り越えると丁度ベランダの入口の大きな窓がある。
この窓はたまにあくので注意。
幼虫たちは家に入ってくるでしょう。

そういえば春にマイマイガの若齢幼虫を何度か網戸で見かけていたなぁ。



マイマイガ幼虫 2009年5月24日 札幌市厚別区



マイマイガ幼虫 2013年7月6日 札幌市厚別区
庭のボタン葉上の幼虫。
不気味な顔ですね。



マイマイガ♀ 2013年8月28日 北広島市
不気味なイメージ。
でもこのシーンに出くわすと何故かわくわくする。



マイマイガ♂ 2011年8月9日 北広島市
ウサ耳がポイント高いオス。
こちらはメスほど多くない。



シラカバに産み付けられた卵塊とマイマイガたち 2008年8月下旬 北広島市 
マイマイガが多い多いと騒がれることがあるが、その正体はカシワマイマイのことが多い。
しかし2008年にはこのマイマイガが都市部などで大発生し強烈な印象を与えられたのを覚えている。
これだけ話題になれば駆除にも力が入るのだろう。
駆除の波が色々なものに飛び火しないか心配だった。



アップ
自宅近所では大発生しなかったが、街はすごくてテレビでもよく取り上げられていた。
鱗粉が殆どないボロボロの大きなメスが多個体、卵塊まみれの建物の端っこでじっとしている姿が強烈だった。



卵塊
何かに寄生された?穴が沢山開いていてこれまた不気味。




カシワマイマイ幼虫 2009年7月4日 札幌市厚別区
シラカバ上の幼虫。



カシワマイマイ♀ 2013年8月5日 札幌市厚別区
一度後翅のピンク色がすごくきれいな個体を見たことがある。
しかしそのときはうまく写せませんでした。
何時か撮影するという意気込みがあるがそれから2年、未だに出会えてません。



カシワマイマイ♂ 2012年8月7日 札幌市厚別区
毎年自宅に来る。



カシワマイマイの墓場 2010年8月6日 日高町
ここは日高の道の駅だが、路上がピンク色に変色していた。
あまりにもアレなので見たい人だけ普通サイズでご覧ください。
ここに生っているトマトは人間の食べ物ではないでしょう。

この蛾は頻繁に大発生する。
去年もおととしも。
中央区の住宅街がすごいことになっていたのはいい思い出。
昼間でも外灯の光の軸が見えるほどのカシワマイマイの中に、マメキシタバが稀に混じっていたのが面白かった。




ノンネマイマイ幼虫 2010年7月8日 北広島市
なかなか地味な幼虫。



ノンネマイマイ♀ 2010年8月6日 日高町
カシワマイマイが大発生している横でひっそりとたたずむノンネマイマイ。
先ほどの道の駅にて。
「基本的に」大量発生しない蛾。
毎年丁度いい個体数見る蛾です。
こういうのを見るとちょっと安心します。


ノンネマイマイ♂ 2011年7月23日 札幌市清田区
この蛾はかっこいいです。


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ナナカマドに来る野鳥たち

2015年02月22日 | 冬の散策日記
今年もツグミが元気です(^^)
ナナカマドに来る野鳥たち~




ツグミ 1月19日 札幌市厚別区
ナナカマド大好きなツグミが大勢やってきてあっという間に食いつくしていく。
その食欲と個体数はたの追随を許さない。



アカウソ 2月4日 札幌市厚別区
太った体が魅力的。


まだまだたくさんあるっと思ったら大間違い。
ツグミ軍団がもうすこしでここのナナカマドを制圧するでしょう。
数日後この通りのすべてのナナカマドの実は食べつくされてしまった。
ツグミの仕業である。



2月5日 札幌市厚別区
ツグミが食事途中によく雪上に降りています。

中には3分以上じっとしている不思議な個体もいました。



2月5日 札幌市厚別区
ツグミに交じってシロハラが一羽居ました。
北海道で越冬するシロハラも増えてきたとかいないとか。

しかし警戒心が強くなかなか寄らせてくれません。


見る機会のすくない野鳥との出会いはいつもどきどきしますね。


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自宅の中型エダシャク

2015年02月21日 | 庭の出来事
自宅で見つかった中型エダシャクたち3種~(札幌市厚別区)


フタテンオエダシャク 2009年8月5日
日中に葉上に止まる本種。
近所の駅でも一度見かけている。

食草はネムノキ。
近所でネムノキは見たことがない。
そしてみん蛾や手元の図鑑では北海道は分布域から外れている。

似た種にウスオエダシャクがいる。



ネグロエダシャク 2013年10月2日
車庫に来た居残り組を昼前に見つけた。
オスの擦れ個体。



同日
別個体も車庫の下にいた。
こちらは触覚が棒状なのでメスの様だ。

この時期何度か来ているのを見ました。

食草はホオノキなど。



シロモンキエダシャク 2010年7月12日
夜、網戸で虫を誘ったら飛来した。
写真は、蛾を確認しようとベランダに出るため窓を開けたら中へ入ってきてしまったもの。
色々食草がある中、シラカバも食べるらしい。
家の横のシラカバで育った個体かもしれない。


逃がしました。
どうせならと、窓越しに止まらせ裏面も撮影。
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ホシオビキリガが動き出す時期

2015年02月20日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
2月18日、この日の札幌は最高気温3℃、最低気温2℃。
自宅近くにあるカラマツ林で糖蜜を7か所仕掛けました。
今回は歩いてすぐの森がカラマツ林だからそこに決めました。
もっと森を進むと広葉樹林ですが、そこでやるのはまたいつかの次回。(札幌市厚別区)


自宅の温度計はマイナス1度。(札幌の気温があてにならないのが厚別区です。)
5時過ぎごろ塗りに行きます。

そして6時に見回り開始。
この時マイナス2℃。


樹皮の間で成虫越冬するマルハキバガの仲間を発見。
樹皮で越冬していたものを驚かしてしまったのかもしれません。
寒くて死んでしまっていました。

7か所一通り見まわった結果なにもいませんでした。
しかも仕掛けたうち5か所の糖蜜がカラカラになっていて、まったく効力を発揮しているようには感じられませんでした。
2か所だけよく匂ってて触ると手にもよく付きます。
単にカラマツの幹に吹きかければいいというものではないようです。

いい感じ2か所は幹の窪みに表面張力で残っていました。
氷点下でも糖蜜は凍結しないようです。

もう一周してみます。



居ました!
2月中旬のホシオビキリガいただきました!
いい感じの糖蜜に来ました。


去年の晩秋からいきなり蛾熱が増幅。
そこから冬をすぐに迎え孤独な日々(蛾に会えない)。
今は冬、でも2℃(天気予報による)もあれば来る(ホシオビキリガが)だろうということで待ちきれず行動に移しました。

ホシオビを見ることによって真冬感覚の僕のバロメーターを無理やりインシーズンの早春に移行させようという魂胆です。(冬はもう沢山だ!という感覚。季節の自然を楽しむスタンスを大事にしたいのですが。)

精神的に春な気分です。
先取りです。

にしても札幌でも2月中旬にキリガが活動しているのですね。


ホシオビキリガに踏まれている甲虫発見。
松脂にはまって死んでしまった様です。



またマルハキバガ。
そして別個体もう一頭。
ホシオビもこのマルハキバガも一定の温度になったら時期を待たずに活動する感じなのかな?

ということで気分一新で帰宅。



そして数時間が経ち9時前、温度計確認。
マイナス2.5℃。

春の糖蜜トラップは気温低下でキリガの活動が鈍るため、仕掛けて30分後くらいの薄暗い時に確認するのがいいらしい。
しかし、9時になっても低下気温は0.5℃。
ならまだ居るかな?ということで勉強も兼て確認しに行ってきました。


まだ居ました。
しかし6時どきには一心不乱に糖蜜を吸っていたこのキリガは、今はすぐ横でじっとしています。


お腹確認。
太っています。
撮影しようとしたら警戒したのかよく動くようになりました。

気温があまり低下しない場合は9時でも元気なのですね。



すぐ横にまたマルハキバガ。
多いですね。

氷点下の中、ホシオビキリガはこんなに水分を摂取して大丈夫なのかな。
まだまだ疑問点は多いですね。


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キアシドクガ、マメドクガ、ブドウドクガの幼虫、成虫

2015年02月19日 | ドクガ科
ドクガ類の幼虫、成虫第3弾。


キアシドクガ幼虫 2011年6月18日 札幌市南区
幼虫の寄生木であるミズキの木でビーティングをしたら落ちてきた幼虫。
一本の木で数頭のキアシドクガの幼虫が落ちてきた。



キアシドクガ蛹 2011年6月25日 北広島市
個体数の多い蛾で、壁などにはこのように沢山の蛹が見られる。



キアシドクガ羽化 2014年7月9日 苫小牧市
午後2時半過ぎ羽の伸びきったキアシドクガを見つけた。
中身が抜け色も抜けた蛹の殻が印象的。



キアシドクガ羽化 2012年7月8日 北広島市
午前11時前にも羽化個体を発見。
幼虫も蛹も黄色くて成虫は肢だけしか黄色くないんですね。
そういう意味でもキアシドクガですね。



キアシドクガ 2012年7月10日 札幌市厚別区
透き通るような翅が猛烈に美しい。
日中の蛾だが灯火にもよく集まる。




マメドクガ幼虫 2010年6月19日 北広島市
ヒメシロモンドクガやアカモンドクガと似たタイプの毛虫。



マメドクガ 2014年7月19日 苫小牧市
コンビニの誘蛾灯に飛来した。




ブドウドクガ幼虫 2010年7月30日 北広島市
フキの上に居たでっぷりした幼虫。
マイマイガとアカモンドクガを足して二で割ったような感じ。



ブドウドクガ 2011年8月19日 北広島市
上の幼虫を見つけた場所から数十メートルの外灯で見つけた成虫。
あまり見ない蛾。


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