イチローさんMVP獲得おめでとうございます。
10日の米大リーグの第78回オールスターゲームで、ア・リーグの1番・中堅で先発したイチロー(マリナーズ)が米球宴史上初のランニング本塁打を放つなど大活躍を見せMVP(最優秀選手)に輝いた。
彼の野球を見る度に、昔の道を究めるために日々研鑽していた日本の武芸者を思い出す。
彼の努力と才能が今日の結果となって花開いたのだろう。
<<イチローと中田英寿>>
その彼のことを思う度に頭に浮かぶのは欧州のサッカーで活躍した中田 英寿さんだ。
何故なら日本国民の期待を背負って、イチローさんはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に、中田さんはサッカーのワールド・カップに共に代表として、出場したからだ。
そして彼らの両チームの練習や試合の放送を見る度に、気になったことがある。
二人とも日本チームの先頭に立って、チーム・メイトに声をかけ、励ましていたが、チームの人達が余りそれに乗って来ずに、二人ともやや浮いた存在に見えた事だ。
チームの人達が二人に対してどう言う感情をもちどのような受け取り方をしたかは知らない。
然し、イチローさん、中田さんは純粋に日本勝利のために声を上げたのだと思う。
彼らは長い間日本を離れているだけに、日本に対するに強い愛着心が培われていたのだろう。
だから他のチーム・メイトも彼らに負けずお互いを声を上げて励まし合っていたらと思うのだが。
外国暮らしの長い彼らが、思った事を直ぐ口に出す習慣がついていたのと反対に、日本でプレイしていた選手は、日本人特有な控えめな習性がぬぐい切れなかったこと、生まれた時から日本にいて日本に対する愛着心は彼ら二人ほど感じて無かったのかも知れない。
そして結果は野球は優勝し、サッカーはまさかと思う格下の国から敗れた。
中田さんが独りピッチで横たわっていた姿は印象的だった。
<<一人の日系ブラジル人>>
この二人のことを考えると直ぐに思い出すのが、私がブラジルに長期出張したいたとき日本から来た同僚達と一緒に逢った一人の日系ブラジル人だ。
彼は私の勤めていた工場長の秘書の父親だった
親の家は工場から約二時間近くの悪路や橋のない河を四輪駆動車でをドライブしてやっと到着した木々に囲まれた村落にあった。
彼は何でもブラジル政府の要請で、同国の東北部の人達の肉中心の食生活改善のため、野菜の栽培の改善の指導のため来たそうだ。
そこで一番感動したのは、彼はそんな片田舎で、農業の傍ら自費で地域の子供達のために日曜学校も開設していたことだ。
訪問した時は丁度日曜日で、娘の工場長秘書を含む彼の家族が総出で子供達の教育や世話に当たっていた。
彼の日本の思い出話や日本に対する想い、ブラジル移民のことなど私は頷いて聞くばかりだった。
私たちは帰りの車の中で、昔の日本人がこんな所にいると話し合った。
これと似たような話はあちこちで聞く。
<<日本と日本人を見直そう>>
私たちはは平和な日本に居て、(私を含めて)年金問題やそれに関わった人達の批判など良くするし、またそれは良い事だ。
然し、日本の良い所も一杯あるし、イチローさんのような立派な日本人もまだ多くいることも知るべきだと思う。
日本は先進国では有数の安全な国だし、ごく一部を除いては日本人は正直で、親切で、勤勉なことも世界でも有名だ。
またBBCと米国の大学共同の世論調査で、日本が゛世界で一番信頼されいると言う話も有名だ。(もっとも慰安婦問題や南京虐殺のキャンペーンでだいぶ落ちかも知れないが。)
イチローさんや中田さんのように、時には立場を変えて、外国から見た客観化的な眼で日本や日本人を客観的に見る必要があると思う。
昔の日本や日本人の欠点や逆に良かった所は何だったか、フランクにまた的確に見直し、悪い所は直し、良い所は伸ばす必要があると思う。
一部のマスコミや識者と称する人達のように、悪い所ばかりつつく事が、日本を良くする方向に導く事もあるかも知れぬが、日本人のモラルやプライドを傷つけ、それが日本へ悪い方向に向けることもある事に留意すべきだと思う。
特別の意識を持っているマスコミや識者で無ければ、日本の悪い所ばかりでなく世のために頑張ったいる企業や機関、立派な業績を上げた日本人などの紹介をもっと増やして貰いたいものだ。
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