このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
「僕は花束をよく贈る方だけれど、いただいたことはこれまでほとんどなかった。
NPO法人なごやかの設立10周年の記念日に、ミス・エイスワンダーから小さなブーケをそっと贈られたくらいだ。
まだ定年退職も引退もしていないし、ノーベル賞も獲っていない。ピアノの発表会に出たことがないし、議員に当選したこともないからね。
だから、法人設立15周年の日に、グループホームジョバンニの職員たちから白いバラ15本の花束をいただいた時は、不意を突かれて、情けないことに鳥肌が立ってしまった。
初めて、そして遅ればせながら、贈られた側の驚きが分かったような気がした。
暖かい気持ちになどならず、賢治先生の「祭りの晩」の主人公のように申し訳なさで悲しくなり、寒気が止まらなかった。
このまごころにどうやって応えればいいのか、花瓶に活けた清潔な白いバラを見るたび、途方に暮れている。」
↓「祭りの晩」宮沢賢治
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1938_18756.html