このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
「本日、グループホームポラーノは無事開所9周年を迎えることができました。
昨年からのコロナ禍で誰もが目に見えない脅威に悩まされており、利用者様・職員ともに不安な毎日を過ごしてまいりました。
また、利用者様も入退居があり、落ち着かない日々が続いたかと思いますが、本日、利用者様9名と揃って開所記念日を迎えられたことを、とても嬉しく感じています。
こうして9年目の記念日を祝うことができましたのも、NPO法人なごやか理事長をはじめ、歴代管理者、ご家族様、それに職員のみなさんのご支援とご協力の賜物と、心より感謝申し上げます。
9周年を一つの節目として、心新たに、利用者様お一人お一人が安心して笑顔で過ごしていただけるよう、これからに向けてさらに職員一丸となって尽力する所存です。
今後とも、よろしくご支援賜りますよう、お願い申し上げます。
本日は誠におめでとうございます!」
NPO法人なごやか理事長にお供して、開所記念のお茶会に参加した。
ショートケーキにコーヒーやお茶で乾杯。
昨年夏にホームへ着任したオーツマ管理者がとつとつと読み上げたスピーチに私は胸を打たれた。
額に汗を浮かべながら着席した管理者へ、私は心からの拍手を贈ったのだが、理事長は素早く腕を伸ばすと、驚いた表情の彼女から二つ折りの原稿を譲り受け、さりげなくポケットにしまった—。