このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
就職してサラリーをいただくようになって間もなく、腕時計を買った。
初代ティファニー・アトラスの黒革ベルト。
それまではまさか自分のようなすべてに捨て鉢のチンピラ若造がティファニー・ブティックで買い物をするなど思いもよらなかったので、アパートに帰って改めて腕に着けてみた時はちょっと誇らしかった。
初代アトラス。一大ブームとなった。
それから35年以上が過ぎて、自分の左腕に目をやると、ティファニー・アトラスの現行型が巻かれている。
黒革ベルトで、裏面がスケルトンの自動巻きタイプだ。
ティファニーは宝飾メーカーだが自社の時計工場を持って生産しているためか故障が少なく、この2代の間に購入した他のモデル、シリーズもいまだみなしっかり動いている。
アトラスの二代目。僕にとっては初めて購入したクロノグラフでもあった。
下の写真のようにベルトが意味もなくややこしかった。
アトラスのほか、トノー型も身に着けた。ころんとしていて可愛らしく、今も愛用している。※トノーは樽の意
クラシックスクエアもいいカンジで、下の白文字にしようか迷ったが、こちらを選んだ。
これらの合い間に、ハミルトンのアメリカントラベラーやロンジン、ウォルサムも腕に巻いた。(不思議とティファニーではゴールド色を買わなかった。)
こうして振り返ってみると、飛び抜けて高価なものは購入しなかったものの、自分の腕時計ライフはそれなりに素敵だったな、と楽しい気分になっている。
追記:
年上のインテリアデザイナーのヒモ生活を送るこの若い小説家は、ミス・ホリディ・ゴライトリーに連れられて初めてティファニー・ブティック(本店)を訪れた。残念ながら、僕は一人だった。