複数の万年筆を使っていると、どうしても使用頻度に偏りが出てきて、日常的な使いやすさ・使用頻度とそれぞれの万年筆の書き味とは必ずしもイコールではないと感じます。
たとえば、スリップシール機構のおかげで乾燥しにくいプラチナ社の廉価万年筆プレッピー(Preppy)は、そのチープな外観と1本200円というお値段から、きわめて安直に持ち出すことが多く、また細字のために手帳に記入することも少なくなく、日常的な使用頻度は高いものがありました。現在、同社の#3776ブルゴーニュを入手しましたので、若干事情は変わってきましたが、それ以前の状況は、滲みにくく裏抜けしにくい同社の古典ブルーブラックインクの特性もあり、書き味を云々する以前に便利さが優先しておりました。
これに対して、自宅のデスクワークで使うことが中心のパイロット社のカスタムは、中字であることや、「紺碧」インクがかなり用紙を選ぶこと等の理由で、使用頻度はあまり高くはなりません。書き味だけから言えば、最も長く使ってきた万年筆であり、自分の書き癖によく馴染んでいるのですから、そういう事情で、使いやすさの観点からは上位には来ないようです。
万年筆の書き味と使いやすさ・使用頻度は必ずしもイコールではない。むしろ、用途やスタイルに適したものが使いやすく、またよく使われる、ということのようです。
今後は、滲みにくく裏抜けしにくい古典ブルーブラックインクを使ったブルゴーニュが、プレッピーに置き換わる形で、上位に来るようになるものと思われます。
たとえば、スリップシール機構のおかげで乾燥しにくいプラチナ社の廉価万年筆プレッピー(Preppy)は、そのチープな外観と1本200円というお値段から、きわめて安直に持ち出すことが多く、また細字のために手帳に記入することも少なくなく、日常的な使用頻度は高いものがありました。現在、同社の#3776ブルゴーニュを入手しましたので、若干事情は変わってきましたが、それ以前の状況は、滲みにくく裏抜けしにくい同社の古典ブルーブラックインクの特性もあり、書き味を云々する以前に便利さが優先しておりました。
これに対して、自宅のデスクワークで使うことが中心のパイロット社のカスタムは、中字であることや、「紺碧」インクがかなり用紙を選ぶこと等の理由で、使用頻度はあまり高くはなりません。書き味だけから言えば、最も長く使ってきた万年筆であり、自分の書き癖によく馴染んでいるのですから、そういう事情で、使いやすさの観点からは上位には来ないようです。
万年筆の書き味と使いやすさ・使用頻度は必ずしもイコールではない。むしろ、用途やスタイルに適したものが使いやすく、またよく使われる、ということのようです。
今後は、滲みにくく裏抜けしにくい古典ブルーブラックインクを使ったブルゴーニュが、プレッピーに置き換わる形で、上位に来るようになるものと思われます。