通勤の音楽に、屈託のない音楽を聴きたいと選んだのが、モーツァルト?の「ヴァイオリン協奏曲第7番?」です。作曲者名と番号にクエスチョン・マークが付くのは、偽作かもしれないという疑いが濃いから。でも、写譜と言われる楽譜が昔から伝えられ、音楽もそれなりに魅力をもったものであるとき、本当は誰の作品であっても、何度も繰り返し聴いて楽しむことはできます。演奏は、美音のヴァイオリニストであるジャン・ジャック・カントロフとレオポルド・ハーガー指揮のオランダ室内管弦楽団のコンビで、1986年6月、アムステルダムのヴァールス教会で収録されたPCM/デジタル録音。CDは、DENON COCO-70455 です。
このCDでは、トラック分けの他に、細かくインデックスが付けられています。例えば第1楽章:アレグロは、第1主題~第2主題~第1ソロ~第2トゥッティ~第2ソロ~第3ソロ、再現部~第3トゥッティ~カデンツァ~コーダ、という具合です。ニ長調、4分の4拍子、屈託のない、楽しい音楽です。
第2楽章:アンダンテ、ト長調、4分の3拍子。弦のピツィカートで始まります。独奏ヴァイオリンは伸びやかに。中ほどの、短調に転じた後の音楽は、なかなか美しい音楽です。
第3楽章:ロンド、アレグロ。ニ長調、4分の2拍子。快活で、活発な音楽です。途中に出てくる旋律が、どうしても「ハーレルーヤ、ハレールーヤー」と聞こえてしまい、なんとなくモーツァルトっぽさ(^o^;)を感じてしまいます。
調べてみたら、偽作の疑いのある第6番と第7番を含むヴァイオリン協奏曲の全集を完成させているヴァイオリニストは少ないのだそうです。当方、真作かどうかは大事だと思いますが、「偽物など断固排撃!」というような厳格主義の性分ではありません。いかにも素人音楽愛好家らしく、「ステキな音楽なら排撃しなくてもいいんじゃないか」というものです。そして、実際に耳にすると、第3番や第5番などと比べるとちょっと……とは思いますが、けっこうチャーミングで立派な音楽ではありませんか。カントロフの録音は、偽作と疑われながらもこれまで長らく演奏され続けてきた音楽を、愛好家が実際に耳にすることができるという意味でも、貴重なものなのかも。
参考までに、演奏データを示します。
■カントロフ盤
I=9'40" II=7'56" III=9'24" total=27'02"
このCDでは、トラック分けの他に、細かくインデックスが付けられています。例えば第1楽章:アレグロは、第1主題~第2主題~第1ソロ~第2トゥッティ~第2ソロ~第3ソロ、再現部~第3トゥッティ~カデンツァ~コーダ、という具合です。ニ長調、4分の4拍子、屈託のない、楽しい音楽です。
第2楽章:アンダンテ、ト長調、4分の3拍子。弦のピツィカートで始まります。独奏ヴァイオリンは伸びやかに。中ほどの、短調に転じた後の音楽は、なかなか美しい音楽です。
第3楽章:ロンド、アレグロ。ニ長調、4分の2拍子。快活で、活発な音楽です。途中に出てくる旋律が、どうしても「ハーレルーヤ、ハレールーヤー」と聞こえてしまい、なんとなくモーツァルトっぽさ(^o^;)を感じてしまいます。
調べてみたら、偽作の疑いのある第6番と第7番を含むヴァイオリン協奏曲の全集を完成させているヴァイオリニストは少ないのだそうです。当方、真作かどうかは大事だと思いますが、「偽物など断固排撃!」というような厳格主義の性分ではありません。いかにも素人音楽愛好家らしく、「ステキな音楽なら排撃しなくてもいいんじゃないか」というものです。そして、実際に耳にすると、第3番や第5番などと比べるとちょっと……とは思いますが、けっこうチャーミングで立派な音楽ではありませんか。カントロフの録音は、偽作と疑われながらもこれまで長らく演奏され続けてきた音楽を、愛好家が実際に耳にすることができるという意味でも、貴重なものなのかも。
参考までに、演奏データを示します。
■カントロフ盤
I=9'40" II=7'56" III=9'24" total=27'02"