シャープやフラットがつくと面倒くさいから
どうして 白い鍵盤だけで弾けるハ長調にしないのだろうと
かつて質問されたことがありました
どんな曲でも移調すれば、長調ならハ長調にできるのですが
それをするとちょっと曲の感じが違ってくる。
調性のもつ雰囲気がある。
カラオケでキートランポーズをするとなんか雰囲気が変わってしまったと
思ったことはないでしょうか。
ニ長調は底抜けに明るく 死を予感させるような曲は短調でもト短調だとか・・。
全部、ハ長調なら、ハ長調に申し訳ないけど
能天気な曲のオンパレードになってしまいそう。
それに鍵盤楽器でいうと
全部、白鍵だとこれが案外弾きにくい。
中指や人差し指なんて長いから白鍵にこだわらず
ちょっと奥の黒い鍵盤を弾きたがっていると思うのです。
1オクターブを12で割って(12平均律)
それぞれの音からはじまる長調と短調があるから
全部で24の調がある。
それぞれに特長があるから バッハは平均律を作曲したのかも。
で なんで小難しいそうな話をしてるかって?
そうなんです 前回書いた、ト長調だけどファのシャープを抜かしても
気にならない時は、
せめて弾く前にト長調のスケールを2オクターブくらいは弾いてほしいと思う。
そのような時間はしっかりとって
スケールの勉強をしてもらいたいと思う、よくまとまらないけれど
私の決意みたいなものです。