朝のNHKニュース(7:30ころ)を聞いていましたら
認知症の患者さんに 音楽療法士が
患者さんの生きてきた背景や時代を考慮して
昔、親しんだ歌や思い出に残る歌を歌ってもらうと
脳のある部分の血流がよくなり
そこを中心に神経がつながっていく可能性がある。
認知症を患っても進行を遅らせることに役立っていると
体験者の家族の話もありました。
最後は歩くこともできず寝たきりなると、
母が認知症のときの医師にもそう進行具合を説明されました。
できるだけ自分でできることを維持しながら寿命を待つしかないとも。
そうならば 遅らせる効果があって生活の質を少しでも保てるなら
お世話する側もされる側も楽なはず。
ニュースでは
☆聴く(思い出す)
歌っているときにまず鳴っている音楽を聴く段階
☆リズムの分析
テンポやピッチを分析する段階
☆声に出して歌う
それにあわせて自分が歌う段階
「これらを患者さんが無意識のうちに同時に行っている
言いかえると かなり複雑な認知課題を知らないうちに行っているので
その積み重ねが効果をもたらした」こう締めくくっていました。
そしてキャスターのコメントでは
「こうした音楽療法士が不足している」と。
ピアノを習っているみなさんは自らが音楽療法士の勧める作業を
毎日しているのですよ
これは すごいことですよ
☆音譜を見る
☆指を動かす(弾く)
☆その音を聴く
☆その音が合っているか判断する(リズムや音の高さ、音色も)
この連続を知らないうちにやっているのですよ
目と指と耳と脳の連携プレーです。
私の母が認知症だったので
いずれは私も・・・思ってしまうのですが
いやいや
やっぱり ピアノを弾いていたらボケないですよね。