志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

甥の結婚式でHYボーカルの仲宗根泉さんが歌ったのは「あなた」

2010-09-25 02:38:08 | グローカルな文化現象
HYは最近人気絶好調である。若者のバンドが繰り出す歌を熱心に聞く方ではないが、27歳の甥の結婚式(9月23日)で、幼稚園の頃からの友人4人組の一人として、会場でソロの歌を披露したのが仲宗根泉さんだった!びっくり!彼女が歌った曲が「あなたーYou」で、結婚式披露宴の空間がコンサート会場になった!沸き立つ興奮の中、泉さんがステージから甥と可愛らしい花嫁のU子さんの元へと歌いながら近寄り両手を差し伸べた。写真のフラッシュがきらめき、カメラを手にした若者がどよめく。そのモメントを捉えようと花婿と花嫁の立つ雛段は人の波に襲われる!幼友達は兄弟姉妹のような雰囲気!

特別に仕立てられたTシャツには4人のかつての写真がデザイン化され、そのシャツをプレゼントされた甥のFはそれを礼装のジャケットの上から着けた。すべて、イベントの演出だが、なかなかナウいと感じていた!200人ほどがゆったりと腰かけた披露宴会場は、圧倒的に若者が80%を占め、従来の家と家の結びつきはどこ吹く風、同窓会、友達感覚の楽しい時間が過ぎた。

昨今は媒酌人もアウトである。二人だけの結びつきが強調される。楽しい若者文化の到来!お色直しも4回と今宵は二人のカップルの最高のハレの舞台!食事はまぁまぁ、何より雰囲気が楽しめたのは良かった。エイサーも飛びだし、ローラースケートをはいた同僚たちが会場を疾走(?)もする。なるほど!のイベントでカメラも写真も全てのゲストをまた記録におさめ何台か据え付けられたスクリーンに映す。参加者すべてがまた映像(イベント)の主体になっていると錯覚させられる。

「芸能人はいいわね」とクールに坐しているのは82歳の母!彼女の目は何を見つめているのか?隣に坐していても、彼女の心からはるか遠くにいた、のも事実で久しぶりに会っても話がはずまなかった。理由は「わだかまり」で、前に進まない母の「願望」があり、彼女の思いに応えられずにいる「娘」がいたゆえでもある。言い訳のように自らを語りたいと思ってもそれが嘘になっていくのが、痛く感じられ、口を開くのも躊躇していた!

溝を埋めるためにやるべき事は十分分かっていて時が流れる。時の無慈悲なさまはお互いの顔を見ればわかる。身近で日々大人に成りつつある者たちを見ればわかる。生まれたばかりの3ヶ月目の幼子を見ればわかる。人は老いていく。その速度は増していく。1年が速く感じられ、母の目の光の輝きがぼーっとしているさまにことばが出ない。

だからこそ今のこの若さの輝きを輝きのままに、突っ走れ!姪たちの華やぎの愛らしさ!そう、命の盛りの時の幸せを味わい尽くす、それもまた苦い味わいと無縁ではないゆえに、しばしの和やかな楽しみに浸るのもいい!仲宗根泉さんの「あなた」はあなたを愛する思いが込められ、しかし自らの人生を生きる若い女性の思いも込められた歌である!「あなた」はどこにもいていない!最も大事な、大切な者たち!複数の「あなた」がそこにいる!

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