志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

第一回宮城流美能留会公演、国立劇場おきなわは盛会でしたね!

2014-04-05 23:29:07 | 琉球・沖縄芸能:組踊・沖縄芝居、他

 

 

発見があった琉球舞踊公演でした。宮城美能留さんが再現された「親あんまー」は琉球狂言と紹介されています。何回か見ている「別れの愁嘆場」を描いた歌舞劇(組踊と歌劇の両方の型を融合させている)は、いつもその独特な台詞回し、また地謡の歌三線に合わせて心情を舞踊や舞踊の所作で表現する様は別れという命題に、悲哀の中の気品を漂わせています。舞台が以前と幾分差があったのも事実です。舞踊の醍醐味が連なっていました!宮城早苗・園美さんの立ち姿は、熟成の境地だろうか?

観衆の優しさを感じた公演でした。80歳の平良進さん、仲嶺真栄さんの舞踊の演技に、その壮健な若者たちからずれる様に温かい拍手を送っている姿はいつも感心させられます。老いへの柔らかい視点のありかに、ほっとさせられました。早苗・園美両家元は、円熟した芸を見せました。舞台美術はなかなか凝っていて、字幕もあり、最期は舞台と会場通路にも並んだエイサーで閉めました。地方の元気がもっとほしい気がしました。朗誦とはいかなくても、ソロで聞かせる声音がほしいですね。薙刀踊りは格別の味わいがありました。諸屯もゆったりとしていいですね。人気の女踊りです。今回、衣装を見ていて、驚くことがありました。それはここでは記さないでおきましょう。(いずれ論稿の中に、仮説が意外と見えてきたような錯覚を覚えていました)

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。