志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

詩を推敲してみた!昨今庭や公園で経験した事柄を書いたもので、「詩は究極的に治癒(ヒーリング)のために存在する」を意識して!

2022-08-04 03:38:54 | 詩、詩集
 詩を書いてみた。以前推敲なく書いたものを少し修正してみた。縦書だけれど、横書きで〜。
 校正原稿が送られてきた。また修正した。きりがない。ことばを紡ぐことは厳しい、ワクワクする作業に違いないが、今あまり時間が取れない。(8/21) 

① コオロギ
コオロギが
ひねもす鳴く亜熱帯の島
ふと気がつくと、君はいつでも草むらにいて
 リーリリリリリー リーリリリリリリー

太陽の下でも
月の下でも
狂風(たいふう)の下でも
砲弾の下でも
オスプレイの下でも
君は鳴いている
 リーリリリリリー リーリリリリリリー

君の涼しげな鳴き声が
春夏秋冬この島に木魂する
 リーリリリリリー リーリリリリリリー

君のか細い澄んだ鳴き声を聞くと
誰でも善い人になれそうなそんな気がする

立ち止まって
誰かといっしょに
じーっと聴き入りたい夕べ
 リーリリリリリー リーリリリリリリー

ふと見上げるとフェンスの上にイソヒヨドリの雌
大きく一声鳴き、さっと草むらに降りた
一瞬草が揺れた

何事もなかったかのよう
 リーリリリリリー リーリリリリリリー

明日もまた
 リーリリリリリー リーリリリリリリー
 リーリリリリリー リーリリリリリリー


② 庭の物語  

貴女の賢さに半ば感動しつつ 見上げていた
高いシークヮーサーの木と琉球月橘の間に
網を張って
クマゼミが二匹囚われ
緑色の光沢を放つカナブンも
身動きが取れずもがき
糸に絡まれ
 餌食に~

貴女(女郎蜘蛛)の捕獲の巧みさに
驚き 怒り 悲哀が過った

クマゼミもカナブンも懸命に生きていて
 交尾し 次に命を引き継ぎたいと 
ライフサイクルを繰り返していたはずだった

そして貴女も昆虫類(いきもの)の鼓動を生きていて
巧妙な幾何学模様を 
自らの身体から放出する糸で
 描いた

これは数理哲学か
 芸術か

 「生きるための芸術だ!」と
貴女が叫んだかどうか知るよしもないが
工夫を凝らして作り上げた住処は罠

黄色い糸が光に照らされてきらめく刹那
アゲハチョウがふわり飛んできた
花の香りに酔って~
否、交通事故のように
そんなはずではなかった夢に落ちた

 貴女のひたすら獲物を待つそのしぶとさに
目を見張った

もはや待つことの美学だ

 ひたすら待って罠の巣を生きる
(生涯網を廻らし 飛び込んでくる類(いきもの)を食べるの‥‥‥

そんなルーティーンにいきなりの終幕
 自然の哲理か気まぐれか
台風の朝 貴女は消えていた

黙って見上げる中空
風雨の中でも耐える姿に
ときめいた貴女がいない

 (クマゼミさんたちの
    リべンジなんだって‥‥‥
 (命は 命は 平等で
          平等じゃないよ‥‥‥
 つぶやき声が聞こえてきた
 その矢先

ガジュマルの木に巣を作ったヒヨドリが
 ニガウリ棚の上をさっと通り過ぎた
‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥
 (あのね、庭にいくつかあった女郎蜘蛛の巣を壊したのは
   家出したあの少女だよ‥‥‥‥

③ カナブン哀歌 

光に吸い寄せられてやってきた君は
今 パソコンのキーボードの上

屍骸が美しいとは!
深緑が光りを受けてそこにある
君は死して美しい

その緑の光沢を誰に向かって放つのか

夏の迷いの夜
光に誘われ踏み込んだ世界
そこは君の陶酔の時
そこに甘い蜜はあったのか
恍惚 夢幻 そして待ち構えた死
存在そのものを晒してそこにいる君

そう言えば
蝉の屍骸は
愛を叫んだ姿そのままだ

この刹那 蝉時雨が波となって押寄せる
夏の盛りの王様たちが辺りを席巻する

君はパソコンのキーボードの上
深緑が光りを放ち わたしの意識という
不可思議な領域を
打つ

わたしの実存のしばしの道連れ
杜は蝉時雨
愛を乞う蝉時雨

もはやイソヒヨドリは鳴かない
鶯も鳴かない
聞こえてこない

杜の主は愛を叫ぶ蝉の群れ

光の魔力に
突進して果てるカナブン

命の炸裂(きらめき)
今日、明日、あさって
めぐってくる夏の光景
真夏の物語

深緑の光沢に折れることば
矢となる蝉時雨
はるか遠く時空の源へ

この時 この過ぎ行く朝
時の川に乗って今日の旅
カナブンと蝉時雨

  記憶の一ページ

  沈黙と絶唱
  死して光を放ち生きて愛を叫ぶ
  
  君の死は美しい

  死して光を放ち、生きて愛を叫ぶ

  人の死は君のように美しくはない

ああ!
かそけきもの
緑色の魂か~

  ****************************************
リリリリリ~ リリリリリリ~
リリリリリー リリリリリー‥‥‥
リリリリリ~ リリリリリリ~
リリリリリー リリリリリー‥‥‥
① コオロギ
コオロギが
ひねもす鳴く亜熱帯の島
ふと気がつくと、君はいつでも草むらにいて
 リーリリリリリー リーリリリリリリー

太陽の下でも
月の下でも
狂風(たいふう)の下でも
砲弾の下でも
オスプレイの下でも
君は鳴いている
 リーリリリリリー リーリリリリリリー

君の涼しげな鳴き声が
ひねもすこの島の空間に木魂する
 リーリリリリリー リーリリリリリリー

君のか細い澄んだ鳴き声を聞くと
誰でも善い人になれそうなそんな気がする

立ち止まって
誰かといっしょに
じーっと聴き入りたい夕べ
 リーリリリリリー リーリリリリリリー

ふと見上げるとフェンスの上にイソヒヨドリの雌
大きく一声鳴き、さっと草むらに降りた
一瞬草が揺れた

何事もなかったかのよう
 リーリリリリリー リーリリリリリリー
明日もまた
 リーリリリリリー リーリリリリリリー
 リーリリリリリー リーリリリリリリー

② 庭の物語  

貴女の賢さに半ば感動しつつ 見上げていた
高いシークヮーサーの木と琉球月橘の間に
網を張って
クマゼミが二匹囚われ
緑色の光沢を放つカナブンも
 身動きが取れずもがき
糸に絡まれ
 餌食に~

貴女(女郎蜘蛛)の捕獲の巧みさに
驚き 怒り 悲哀が過った

クマゼミもカナブンも懸命に生きていて
交尾し 次に命を引き継ぎたいと 命のリズムを
繰り返していたはずだった
昆虫(いきもの)の命のサイクルを生きていた

そして貴女も昆虫類(いきもの)の命の鼓動を生きていて
巧妙な幾何学模様を 
自らの身体から放出する糸で
 描いた

これは数理哲学か
 芸術か

 「生きるための芸術だ!」と
貴女が叫んだかどうか知るよしもないが
工夫を凝らして作り上げた住処は罠

黄色い糸が光に照らされてきらめく刹那
アゲハチョウがふわり飛んできた
花の薫りに酔って~
否、交通事故のように
そんなはずではなかった夢に落ちた

 貴女のひたすら獲物を待つそのしぶとさに
目を見張った

もはや待つことの美学だ

ひたすら待って罠の巣を生きる
「生涯網を廻らし 飛び込んでくる類(いきもの)を食べるの‥‥‥」

そんな時空のルーティーンにいきなりの終幕
 自然の哲理か気まぐれか
台風の朝 貴女は消えていた

黙って見上げる中空
風雨の中でも耐える姿に
ときめいた貴女がいない

「クマゼミさんたちの
   リべンジなんだって‥‥‥」
「命は 命は 平等で
平等じゃないよ‥‥‥」
つぶやき声が聞こえてきた
その矢先

ガジュマルの木に巣を作ったヒヨドリが
 ニガウリ棚の上をさっと通り過ぎた
‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥

③ カナブン哀歌 

光に吸い寄せられてやってきた君は
今 パソコンのキーボードの上

屍骸が美しいとは!
深緑が光りを受けてそこにある
君は死して美しい

その緑の光沢を誰に向かって放つのか

夏の迷いの夜 光に誘われ踏み込んだ世界
そこは君の陶酔の時
そこに甘い蜜はあったのか
恍惚 夢幻 そして待ち構えた死
存在そのものを晒してそこにいる君

そう言えば
蝉の屍骸は
愛を叫んだ姿そのままだ

この刹那 蝉時雨が波となって押寄せる
夏の盛りの王様たちが辺りを席巻する

君はパソコンのキーボードの上
深緑が光りを放ち わたしの意識という不可思議な領域を
打つ

わたしの実存のしばしの道連れ
杜は蝉時雨

愛を乞う蝉時雨

もはやイソヒヨドリは鳴かない
鶯も鳴かない
聞こえてこない

杜の主は愛を叫ぶ蝉の群れ

光の魔力に
突進して果てるカナブン

命の炸裂(きらめき)
今日、明日、あさって
めぐってくる夏の光景
真夏の物語

深緑の光沢に折れることば
矢となる蝉時雨
はるか遠く時空の源へ

この時 この過ぎ行く朝
時の川に乗って今日の旅
カナブンと蝉時雨

  記憶の一ページ

  沈黙と絶唱
  死して光を放ち生きて愛を叫ぶ
  
  君の死は美しい

  死して光を放ち、生きて愛を叫ぶ

  人の死は君のように美しくはない

ああ!
かそけきもの
緑色の魂か~

************
以下は二度目の修正です。
これでいいかと思ったら気になるところがいろいろ出てきました。それで上記の詩篇です。印刷会社に送りました。また上記の修正にも手が入るかもしれません。創作する、推敲することの醍醐味はあるようです。しかし今度は似たようなことばの表出が気になってきました。彫刻のようにことばを刻むことのたいへんさとその快感、恍惚感があるのだと、わかります。

 ① コオロギ
コオロギが
ひねもす鳴く亜熱帯の島
ふと気がつくと、君はいつでも草むらにいて
リーリリリリリー リーリリリリリリー

太陽の下でも
月の下でも
狂風(たいふう)の下でも
砲弾の下でも
オスプレイの下でも
君は鳴いている
リーリリリリリー リーリリリリリリー

君の涼しげな鳴き声が
ひねもすこの島の空間に木魂する
リーリリリリリー リーリリリリリリー

君のか細い澄んだ鳴き声を聞くと
誰でも善い人になれそうなそんな気がする

立ち止まって
誰かといっしょに
じーっと聴き入りたい夕べ
リーリリリリリー リーリリリリリリー

ふと見上げるとフェンスの上にイソヒヨドリの雌
大きく一声鳴き、さっと草むらに降りた
一瞬草が揺れた

何事もなかったかのよう
リーリリリリリー リーリリリリリリー
明日もまた
リーリリリリリー リーリリリリリリー

② 庭の物語  

貴女の賢さに半ば感動しつつ 見上げていた
高いシークヮーサーの木と琉球月橘の間に
網を張って
クマゼミが二匹囚われ
緑色の光沢を放つカナブンも
 身動きが取れずもがき
糸に絡まれ
 餌食に~

貴女(女郎蜘蛛)の捕獲の巧みさに
驚き 怒り 悲哀が通り過ぎた

クマゼミもカナブンも懸命に生きていて
交尾し 次に命を引き継ぎたいと 命のリズムを
繰り返していたはずだった

昆虫(いきもの)の命のサイクルを生きていた

そして貴女も昆虫類(いきもの)の命の鼓動を生きていて
巧妙な幾何学模様を 
自らの身体から放出する糸で
 描いた

これは数理哲学か
 芸術か

 「生きるための芸術だ」と
貴女が叫んだかどうか知るよしもないが
工夫を凝らして作り上げた住処は罠

黄色い糸が光に照らされてきらめく刹那
アゲハチョウがふわり飛んできた
花の薫りに酔って~
否、交通事故のように
そんなはずではなかった夢に落ちた

 貴女のひたすら獲物を待つそのしぶとさに
目を見張った

もはや待つことの美学だ

 
ひたすら待って罠の巣を生きる
「生涯網を廻らし、飛び込んでくる類(いきもの)を食べるの」

そんな時空のルーティーンにいきなりの終幕
自然の哲理か気まぐれか
台風の朝 貴女は消えていた

黙って見上げる中空
風雨の中でも耐える姿に
ときめいた貴女がいない

「クマゼミさんたちの
   リべンジなんだって~」
「命は 命は 平等で
平等じゃないよ~」
つぶやきが聞こえてきた
その時

ガジュマルの木に巣を作ったヒヨドリが
 ニガウリ棚の上をさっと通り過ぎた

③ カナブン哀歌 

光に吸い寄せられてやってきた君は
今 パソコンのキーボードの上

屍骸が美しいとは!
深緑が光りを受けてそこにある
君は死して美しい

その緑の光沢を誰に向かって放つのか

夏の迷いの夜 光に誘われ踏み込んだ世界
そこは君の陶酔の時
そこに甘い蜜はあったのか
恍惚 夢幻 そして待ち構えた死
存在そのものを晒してそこにいる君

そう言えば
蝉の屍骸は
愛を叫んだ姿そのままだ

この刹那 蝉時雨が波となって押寄せる
夏の盛りの王様たちが辺りを席巻する

君はパソコンのキーボードの上
深緑が光りを放ち わたしの意識という不可思議な領域を
打つ

わたしの実存のしばしの道連れ
杜は蝉時雨

愛を乞う蝉時雨

もはやイソヒヨドリは鳴かない
鶯も鳴かない
聞こえてこない

杜の主は愛を叫ぶ蝉の群れ

光の魔力に
突進して果てるカナブン

命の炸裂(きらめき)
今日、明日、あさって
めぐってくる夏の光景
真夏の物語

深緑の光沢に折れることば
矢となる蝉時雨
はるか遠く時空の源へ

この時、この過ぎ行く朝
時の川に乗って今日の旅
カナブンと蝉時雨

  記憶の一ページ

  沈黙と絶唱
  死して光を放ち生きて愛を叫ぶ
  
  君の死は美しい

  死して光を放ち、生きて愛を叫ぶ

  人の死は君のように美しくはない

 ああ!
 かそけきもの
 緑色の魂か~

********************************
以下の詩を修正したのが上記です。創作は面白いですね。ことばを練りあげること、表現することの厳しさに感じ入ります。エッセイや論文もそうでしょうけれど、やはりニュアンスが幾分違うようです。

 ① コオロギ
コオロギが
ひねもす鳴く亜熱帯の島
ふと気がつくと、君はいつでもそこにいて
リーリリリリリー リーリリリリリリー
草むらの中にいていつでも鳴いている

太陽の下でも
月の下でも
狂風(たいふう)の下でも
砲弾の下でも
オスプレイの下でも
君は鳴いている
リーリリリリリー リーリリリリリリー

君の涼しげな鳴き声が
ひねもすこの島の空間に木魂する
リーリリリリリー リーリリリリリリー

君のか細い澄んだ鳴き声を聞くと
誰でも善い人になれそうなそんな気がする

立ち止まって
誰かといっしょに
じーっと聴き入りたい夕べ
リーリリリリリー リーリリリリリリー

ふと見上げるとフェンスの上にイソヒヨドリの雌
大きく一声鳴き、さっと草むらに降りた
一瞬草が揺れた

何事もなかったかのよう
リーリリリリリー リーリリリリリリー
明日もまた
リーリリリリリー リーリリリリリリー


  ② 庭の物語  

貴女の賢さに半ば感動しつつ、見上げていた
高いシークヮーサーの木と琉球月橘の間に
網を張って
クマゼミが二匹囚われ
緑色の光沢を放つカナブンもまた
身動きが取れずもがき、糸に絡まれ
餌食に~

貴女(女郎蜘蛛)の捕獲の巧みさに
驚き、怒り、悲哀が通り過ぎた

クマゼミもカナブンも懸命に生きていて
交尾し、次に命を引き継ぎたいと、命のリズムを
繰り返していたはずだった
昆虫(いきもの)の命のサイクルを生きていた
そして貴女も昆虫類(いきもの)の命のリズムを生きていて
巧妙な幾何学模様を自らの身体から放出する糸で描いた
これは数理哲学か
芸術か

「生きるための芸術だ」と貴女が叫んだかどうか、知るよしもないが
工夫を凝らして作り上げた住処は罠

黄色い糸が光に照らされてきらめく刹那
アゲハチョウがふわり飛んできた
花の薫りに酔って~
否、交通事故のように
そんなはずではなかった夢に落ちた

貴女のひたすら獲物を待つそのしぶとさに目を見張った
もはや待つことの美学だ

 
ひたすら待って罠の巣を生きる
「生涯網を廻らし、飛び込んでくる類(いきもの)を食べるの」
そんな時空のルーティーンにいきなりの終幕
 自然の哲理か気まぐれか
台風の朝、貴女は消えていた

黙って見上げる中空
風雨の中でも耐える姿に
ときめいた貴女がいない

クマゼミさんたちの
「リべンジなんだって~」のつぶやき
命は平等で同じではない

ガジュマルの木に巣を作ったヒヨドリが
 ニガウリ棚の上をさっと通り過ぎた

 ③ カナブン哀歌 

光に吸い寄せられてやってきた君は
今、パソコンのキーボードの上

屍骸が美しいとは!
深緑が光りを受けてそこにある
君は死して美しい

その緑の光沢を誰に向かって放つのか

夏の迷いの夜、光に誘われ踏み込んだ世界
そこは君の陶酔の時
そこに甘い蜜はあったのか
恍惚、夢幻、そして待ち構えた死
存在そのものを晒してそこにいる君

そう言えば
蝉の屍骸は
愛を叫んだ姿そのままだ

この刹那、蝉時雨が波となって押寄せる
夏の盛りの王様たちが辺りを席巻する

君はパソコンのキーボードの上
深緑が光りを放ち、ワタシの意識という不可思議な領域を
打つ

ワタシの実存のしばしの道連れ
杜は蝉時雨

愛を乞う蝉時雨

もはやイソヒヨドリは鳴かない
鶯も鳴かない
聞こえてこない

杜の主は愛を叫ぶ蝉の群れ

光の魔力に
突進して果てるカナブン

命のうごめき
今日、明日、あさって
めぐってくる夏の光景
真夏の物語

深緑の光沢に折れることば
矢となる蝉時雨
はるか遠く時空の源へ

この時、この過ぎ行く朝
時の川に乗って今日の旅
カナブンと蝉時雨

  記憶の一ページ

  沈黙と絶唱
  死して光を放ち生きて愛を叫ぶ
  
 君の死は美しい

  死して光を放ち、生きて愛を叫ぶ

  人の死は君のように美しくはない

ああ!
かそけきもの
緑色の魂か~



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