アメリカで観た宮城美能留さんや御嬢さんの早苗・園美さんの組踊「二童敵討」は会場をわかせていましたね。大胆で繊細な方だったのですね、那覇市のど真ん中「じゃんじゃん」で観た組踊五番も忘れられません。「親あんまー」は在番役人の役を小渡和道さんが演じないのは残念です!玉三郎さんより美しい小渡和道さん!伝説の美を残して舞台を立ち去ったのでしょうか?若衆芸はとても素敵でした。女形としても組踊でも最高にいい芸を見せたに違いないのですがー。宮城早苗・園美姉妹の美は、組踊でも生かされていました。女方がありますが、女性たちが演じることのできる組踊の女役ですね。いずれ変わらざるをえないでしょう。お能も北京オペラも女性が登場しています。時代の流れの中で変わる芸と変わらない芸がありえるのでしょう。男だけの歌舞伎があれば、女だけの宝塚歌劇もあります。人気度が高いですね。虚構性を常に帯びた舞台空間は、夢幻(無限)へと誘いますね。
マチネーの組踊り舞台と解説をしていたのを思い出します。
お嬢さんお二人の舞台も素敵でした。あの頃は寺山修司の舞台と同じく興奮しました。