nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

PCデータ復元

2012-11-17 14:10:33 | パソコン

●RAID10容量拡張によるデータ消失事件。

9月位からPC本体のRAID10の4本のHDDの内、特定の1台が頻繁に外れる様になり先週も3日連続で認識しなくなりました。 ディスクチェックを掛けても特段異常は無く、リビルドするとRAID構成に戻れます。
RAID10は最大で2台のHDDまでの故障に対応できますが、条件が悪い(ミラーリングの相手との2台の場合には復旧不可)と,、いくらRAID10とてどうにもなりませんから早めに対処すべきです。
と言う事で、ビデオ編集の合間を縫ってHDDの交換をしましたが、これまで2TBのHDD4本でRAID10を組んでいますが、ついでに全部3TBに変更して容量UPをもくろみました。
毎日、1本づつ2TBのHDDを3TBに交換して行って2日前に交換が終了したところで、容量UP作業へ。

元々のRAID構成が2TB×4でのRAID10なので使用できる容量的には4TBでした。 その状態でのRAID管理上のままHDDの容量が上がっても増えた容量部分の認識はされず、使う事が出来ません。
そこで、「インテルラビットストレージ」の管理画面を開くと、通常では出ない「ボリュームサイズの増加」と言う項目が出ている事に気が付きました。

下記の画像には既にありませんが増加可能な領域があると、この左の項目にその項目が出て来ます。

ヘルプ画面を開いてその説明を十分読みましたが、「警告」欄にもドライバの更新等を行った場合以外はこの作業実施によってファイルが消えてしまう様な注意書きはありませんでした。(一応念のためネット検索もしましたがそのような情報は見つからなかった) そのため、簡単に作業が出来るものと考え、その項目をクリックしてみたところ、処理は数分で完了しました。 ただ、その拡張した状態を使える様にするにはPCの再起動が必要との手順だったので、再起動したところ マサカ! のRAID10システム全てが初期化されていてパーティションすら無くなっていました。

あせるな!焦るな・・・
この状態って原因は違うものの2011.7.13の私のブログの記事の状態と同じです。

人の役に立てるように書いた記事が自分にも役立つ時が来ました。早速自分の書いた記事を読み直し、どうすればデータの復旧が出来るか確認しました。

●実施結果
 私の場合、RAID10のディスク内を3つのパーティションに区切っていました。
D,E,Fパーティションです。 ところが、パーティション丸ごと完全に復旧出来たのはD,Eパーティションのみ。 Fパーティションはなぜか不完全な状態で容量も本来あった半分くらいの容量表示になってしまっています。 アクセスしようとすると「フォーマットが必要です」という表示が出てしまいます。

 私の推測ですが、今回RAID10しステムの容量が増えたのはFパーティションの後ろ部分になるはずですが、もしかすると一番後ろにあるFパーティションは容量増加処理に伴って何らかの影響を受けるのかも知れません。
ただ、このパーティションは一時ファイルを置く場所として使っていた物なので、基本的にその全てのファイルが消失しても構いませんが、それでも何か記憶にない所で重要なファイルが有るかも知れませんので、なんとか復旧したいと思いました。

●Fパーティションのデータ復旧
 パーティション丸ごと復旧が出来なかったFパーティションですが、以前使った事のある「Recuva」「Pandora Recovery」を試しましたが、Fパーティションは使用できないと表示され、グレイアウトになってしまい何も操作出来ません。
次に「FINALDATA特別復元版」を試しましたところ、完全な状態でフォルダ単位ですべてのファイルが表示されました。“バンザーイ!!”


取りあえず外部ストレージに全てのフォルダ、ファイルを復元できました。

私の持っていたFINALDATAはちょっと古いVer8ですが全く問題ありませんでした。

●ここで反省。
・マニュアルに書かれていなくとも自分で不具合結果想定があれば慎重に進めよう。
・面倒でも、時間が掛かっても、データバックアップをしてから作業をしよう。
そんなの当然ジャンって第三者的には気軽に思われる方もいると思いますが、このRAID10のディスク内には3TBを超えるデータがあり、外部ストレージに退避させるにもその領域の確保とバックアップ時間がかかるので大変なんです。 でも、この様な事態の回復作業よりマシ! ハイ。

この記事を読んで助かる人も居ると思います。
くれぐれも、諦めてフォーマットしたりハード条件を変えてしまったり絶対にしない事。
一つの方法がダメでも他の方法で復旧出来る可能性があります。
必ず復旧の可能性が有ると信じて前向きに対処しましょう。

それともう一点。 以前のブログに書かれていませんが重要なノウハウがありました。

「Partition Recovery Wizard」で復元可能なパーティション一覧が出ますが、その際に必要・不要関係なくすべてのパーティションにチェックを入れないといけません。 以前のブログ内のリンク先のブログでは1パーティションの回復事例なのでその条件は出て来ませんが、別のブログで明記されています。 私も今回はD、Eパーティション復旧後もFパーティション回復のため数回「Partition Recovery Wizard」を起動した時に、既に復旧したD、Eパーティションにはチェックを入れなくて良いかと思ったのですが、ネット検索したら全てにチェックを入れないとダメと言う事が判明。 今後のためにも以前のブログにも追記します。

ビデオもテープ記録時代からメモリ時代になっていますからこの辺のノウハウの維持向上は必須です。 苦労するね。

コメント (2)
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