2月の環境展前日にマツさんと立ち寄った大田原の道の駅にあった南こうせつのコンサートポスター。
その日、家に帰ってから即チケット購入しました。
何と云っても日にちが素晴らしい。
3月30日。 これって、実質の退職日の翌日です。
こんなタイミングってめったに無いですからね。
会社ではこれ以上無いお別れ会をして頂きましたが、家では家族は誰も退職に対して何の思い入れもありませんから自分で自分を祝うしか無いんです。
家族にすれば私が別に居なくなるわけでもなく、単なる日常の変化の一つでしかありません。
自分たちの生活に支障を来たさなければ何の問題も無いわけです。
場所はポスターにあるように「那須野が原ハーモニーホール」です。
入り口を入ると、スロープのところに道の駅で見たポスターと同じ物が貼ってありました。
当日券の販売がありました。
こうせつのコンサートで当日券買えるの?
その先に行くと、当日券購入の長蛇の列がありました。
皆さん私と同年代か年上の方々ばかりです。
青春時代を「かぐや姫」や「風」や「南こうせつ」と共に歩んで来た方々の集合体ですね。
普通、この手のコンサートって勤めの人を考慮して6:00開場、6:30開演的な設定が多いのですが、この日は開場5:00開演は5:30。
確かに、この方々を見ていると大半は既に退職されたような方や、奥様クループが多くてそんなところにあまり気を回す必要も無いのかも知れません。
時間が近づいて会場入り口のホールには沢山の人が集まりました。
そして、開演。
実は、南こうせつの生のコンサートは始めてなんです。
聞きたくなれば何時も家で昔録画したコンサート番組見て楽しんでいます。
冒頭にこうせつが「今日のコンサートはかぐや姫時代の曲を沢山歌います」と宣言。
それはそれは嬉しい限りです。
「あかちょうちん」から始まり、「妹よ」や、高校1年の時にNikonF2が欲しくて新聞配達のバイトをやっているときにいつも早朝に配達の自転車にぶら下げたトランジスタラジオから流れていた懐かし過ぎる曲ばかりです。
コンサート番組のビデオ見てもそうなのですが、悲しい思い出があるわけじゃ無いのに懐かしさのあまり涙が出て来てしまいます。
でも、流石に22歳の別れとかのしょうやんこと、伊勢 正三の曲は歌わなかったな。この季節の物だから聞きたかったけどね。
東京での学生時代に同じアパートで一緒になった四国の友人大西君と鈴木君と3人で誰かの部屋に集まって暇さえあればギター弾きながら「かぐや姫」や「風」の曲を良く歌っていたので歌詞も未だに全部頭に入っています。
後半はスタンディングオベーションで大半の方は立って盛り上がりました。
「満点の星」等もTVでのコンサート収録番組でも良くやるので、その振り等も知ってはいましたが、いまいち恥ずかしさもあり「どうかな?」なんて思っていましたが、皆さん始めちゃいました。
手を上げて・・・
まるで、幼稚園のお遊戯のようなあの仕草です。
いいじゃないですか、60、いやそれ以上の方々もみなさん楽しそうにやってるしね。
妻は座ったままでいましたが、私もお構いなくやらせて頂きました。
それと、「うちのお父さん」でいつもやる途中でのリズム追いかけも、「・・・へろへろへ・・ イェーイ!」なんてね。
時々家でも、ビデオ見ながらお酒飲んで乗っちゃう事もありますけどね・・・
老いて行くのは体だけで、自分の魂は若い頃のままですね。
最後は、きっと今回のコンサートの題名にある「おもかげ色の空」で締めくくるんだろな・・・
アンコールが入って、予想通りの展開。
しかし、そんなところでの終演を場内が許すはずも無くアンコールの連続で4曲も無理やり演奏させて、最後はこうせつが観客全員を椅子に座らせて確か、静かな曲の「僕の胸でおやすみ」で幕だったと記憶してます。
盛り上がりすぎてはっきり云って何がなんだか分からなくなってしまいました。
帰り道、デニーズに寄って「たんたん麺」食べて帰りました。
家に着いたら、流石に疲れていてお風呂入って寝ましたが、今朝起きたのは9:30でした。
恐らく10時間一眠りに寝ました~
楽しいひと時でした。