このところ、星と機材のマニアックな話題が続きます。
私の中では今が旬です。
ポータブル赤道儀「スカイメモS」を購入して間もないですが、2点の利便性向上を図りました。
一つ目が極軸合わせの精度に影響する東西方向の水平を確実にするために大きめの水準器を両面テープで取り付けました。
これにより、かなり精度の高い水平出しが出来ます。
次に、極軸望遠鏡内の目盛りを見えるようにするための明視野装置をアリガタプレートを付けた状態でも使えるようにしました。
スカイメモSを持っていない人には何の事か分からないと思いますが、スカイメモS本体だけなら極軸望遠鏡の先端部に明視野装置を取り付けられますが、アリガタプレートを装着すると、取り付けできなくなってしまいます。
また、その取り付けるパーツなども販売されていません。
自分でLED照明を作るか、何か工作が必要になります。
ネットで調べると同様な不便を感じてる人が沢山居て、どうやら皆さん塩ビパイプを加工して取り付けを可能としているようです。
早速、ホームセンターに塩ビパイプを買いに行きました。
ところが、明視野装置を持って行って径が合うパイプを探しましたが見つからず。
ふと、パイプの接続用パイプをハメたらぴったりでした。
それが、これです。
みなさん、「塩ビパイプ」としか書いて無いですが、同じようにこんな物を使っているのでしょうか??
(左が明視野装置です)
まず、パイプを必要な長さにカットします。
右側が使う方です。
右側が使う方です。
こんな風にアリガタプレートの溝に食い込ませるようにカットします。
少しきつめになる様にやすりで調整していきます。
また、下の写真の上に出ている部分は極力明視野装置がハマる分だけにした方が良さそうです。
この部分が長いと、極軸望遠鏡からLEDまでの距離が長くなって、明視野の明るさの状態が均一でなくなってしまいます。(光源のボケが弱くなってしまう)
私は誤って縦の線を削りすぎてしまったので、例のUVレジンでぴったりに仕上げました。(逆にその方が簡単かも)
明視野装置の溝をハメて出来上がり。
当然、アリガタプレートの取り付け位置が変わると明視野装置の位置も合わせる必要がありますので、この作成した台座をスライドさせて極軸望遠鏡の中央に来るように調整します。
実際の取り付け状態です。
この機器は発売して5年も経っているので、それなりに沢山の人がいろんなノウハウを書いてくれているので助かります。