いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

新しい経済哲学。 new economic philosophy

2019-05-09 20:40:58 | 日記
 (1)10連休明けの5月出勤者はノーネクタイ、色シャツで、まだ5月上旬ということもあり思わずクールビズという言葉もすぐには思い浮かばなくて困った。
 堅苦しいのはよろしくないし、日本文化は胸元を開けた着物だったのでこれが普通(ordinary)ともいえる姿だ。

 むしろ胸元を開けたシャーツにスーツ姿が似合わないところが日本人らしくて、これもいい。仕事が再開されて企業などでは窓を開けて室温を下げて執務する映像もみれて、気候変動、温室効果ガス削減に向けての早い取り組みは時代の要請でもある。

 (2)10連休も74%が家でゆっくり過ごすという国民だったので、高速道路の渋滞も緩和されてこちらの方は温室効果ガス減少に貢献したようだ。地球温暖化対策は世界を覆う災害拡大、自然体系の変化、動植物の絶滅危機に直面して、世界レベルでの実施、協力が求められている。
 そういう意味でも早い時期からのクールビズ対策は、いい兆し(きざし)でもある。、

 (3)先端的科学技術革命時代を迎えて、省エネ研究は重要であり消費電力の大幅な削減効果の実現、自然環境を取り入れた都市構造空間を生かしたまちづくりなど取り組む課題は急務を要するものだ。

 10連休で高速道路も渋滞が思ったほどでなかったというのは、いつもそうなるという保障はないが地球環境保護のひとつの考え方でもあり、働き方改革も政府から押し付けられるまでもなく情報化時代、社会に合わせた意味のある有意義な働き方、社会の実現に向けて進む道もある。

 (4)米中貿易戦争はトランプ大統領が10日に対中貿易赤字解消のために中国製製品に25%の関税をかけると発表して、世界経済に対する波及、影響が懸念されている。
 関税は中国が負担しているとツイートしているが、輸入関税を上乗せした原価を支払うのは米国企業であり同時に米国消費者の方で25%関税引き上げは米国企業、消費者に高い負担を強いることになりトランプ大統領のロジックはこれと反する間違ったレトリック(rhetoric)であり、高い関税の中国からの輸入額は減少しても米国市場の減少、景気後退につながり、米中貿易戦争も手段を選ばない際限のないものになってきた。

 (5)むしろトランプ流「解釈」をとれば、温室効果ガス製品に対しては高い関税を課してその負担を輸出国に負わせるということがあってもいいだろう。地球温暖化対策に向けては、従来の経済原理、貿易論理、倫理にない新しいパラダイム(paradigm)の確立も必要だ。

 先進国が低開発国の自然資源を搾取して付加価値利益を独占して、地球環境、自然資源を破壊していることに反発もあり、あらたな経済対立、摩擦も顕在化しており、地球環境保護と経済の発展に向けた世界的な合意による新しい経済哲学(new economic philosophy)の確立が必要だ。

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